CL出場圏外のセビージャと降格圏内のコルドバ、仕切り直しを賭けた自治州ダービー

5位に転落したセビージャはコルドバをホームに迎え撃つ[写真]=Getty Images

 セビージャは前節、格下のヘタフェにアウェーで惜敗(1-2)し、通算13勝3分6敗となり4位から5位に後退した。対するコルドバも前節、残留を争う直接のライバルであるアルメリアにホームで惜敗(1-2)し、通算3勝9分10敗となり17位から19位に後退した。チャンピオンズリーグ出場圏内から転落したセビージャにとっても、降格圏内に舞い戻ったコルドバにとっても、今回の一戦は仕切り直しを賭けた自治州ダービーとなる。

 前々節はGKベト、前節はFWイアゴ・アスパスおよびMFステファーヌ・エムビアが途中退場するなど、度重なる故障者に悩まされているセビージャは、今節は貴重な控えであるDFディオゴ・フィゲイラスも出場停止となるため、厳しいメンバーのやり繰りとなる。対するコルドバは、出場停止のMFファウスト・ロッシに代わり、冬の移籍市場で加入したMFブルーノ・スクリーニが起用されると予想されている。また、セビージャの攻撃を防ぐため、中盤の底に守備的MFを3枚並べる陣容にシステムを変更する可能性もある。

 第19節までの公式戦8試合ではわずか1失点と堅守を誇ったセビージャだが、それ以降は5試合で12失点と守備が崩壊している。また、昨シーズンは19得点を記録したセットプレーが今シーズンはまだ4得点と攻撃に関しても最大の武器を失っている。それゆえ、ホームに格下コルドバを迎えるセビージャが攻守両面でどれだけ改善を見せられるかが、試合の見所になりそうだ。

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