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スペイン代表、ホームで8年ぶりの敗戦。支配率でも6年ぶりに相手を下回る

2014.11.19

ドイツに敗れたスペインはホームで8年ぶりの敗戦となった [写真]=Getty Images

 現地18日に行われた国際親善試合で、ドイツ代表に0-1で敗れたスペイン代表。ワールドカップの新旧王者対決で敗れた“元王者”にとっては、ほろ苦い1年の締めくくりとなった。

 スペイン代表がホームで敗れるのは、2006年11月に行われた国際親善試合ルーマニア戦(0-1)以来、8年ぶり。2008年7月にビセンテ・デル・ボスケ監督が代表指揮官の座に就いてからは、初めてのことになる。

 また英国のデータサイト『WhoScored』の集計によれば、この試合でのスペイン代表のポゼッション率は48パーセントだった。ポゼッション率で対戦相手を下回ったのはユーロ2008決勝戦以来のことだと、『アス』紙は伝えている。くしくも、この時の相手もドイツ代表であり、6年の時を経て両者の立場は完全に逆転したと言える。

 ブラジルワールドカップ開幕前まで33か月間に渡って首位をキープしてきたFIFAランキングは、今や2桁の10位まで転落(1位はドイツ代表)。また今年1年間の成績は7勝5敗となり、1991年のビセンテ・ミネラ体制時以来23年ぶりの「年間5敗」を記録した。なかでも、ワールドカップでの2つの敗戦(オランダ戦、チリ戦)と先月のユーロ予選での敗戦(スロヴァキア戦)は、“王者陥落”を強く印象づけるものだった。

「決して良い1年だったと誇れるものではない」とドイツ戦後にコメントしたのは、デル・ボスケ監督。ユーロ2016後に監督退任を示唆している老将にとって、残された時間は多くない。果たして、スペイン代表は復活の道筋を描けるのか。ファンならずとも、2015年は目の離せない1年となりそうだ。

(記事/Footmedia)

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