2014.09.16

マンUのヤヌザイ、8歳の少年サポーターに粋な計らい

ヤヌザイ
ヤヌザイは8歳の少年に背番号11のユニフォームをプレゼントした [写真]=Man Utd via Getty Images

 レプリカユニフォームは、サポーターにとって大事な宝物。背中に刻まれたネームとナンバーは、憧れの選手に対する愛と忠誠の証である。

 8歳のジェイムズ・コリンズ君は、熱狂的なマンチェスター・ユナイテッドのサポーター。今シーズンの新ユニフォームが発売された直後の7月某日、少年は誕生日プレゼントとして、両親からマイ・クラブのユニフォームを受け取った。背中には「44」のナンバー。彼の一番のお気に入りであるMFアドナン・ヤヌザイが、鮮烈なデビューを飾った2013-14シーズンから背負っていた番号だ。

 しかし、わずか1カ月後、予期せぬ事態が起こった。プレミアリーグ開幕を目前に控えた8月中旬、現役を引退したライアン・ギグスが愛用していた「11番」を、ヤヌザイが引き継ぐことが発表されたのである。

 合計93ポンドで購入した「44番」のシャツとパンツは、突如としてその価値を失ってしまった。コリンズ君は「古い番号だと友達にバカにされるかもしれない」と心配し、数回着ただけでシャツに袖を通さなくなってしまったという。

 背番号の変更が新ユニフォーム発売後だったため、コリンズ君の母親はクラブのメガストアにシャツの交換はできないかと掛け合った。しかし、担当者からは無情にも、「無償での交換はできません」という返答が告げられてしまった……。

 と、ここまでが8月下旬に掲載された英紙『デイリー・メール』の記事内容。「少年サポーターの悲劇」が英国全土に伝えられてから数週間後、マンチェスター・Uの公式SNSに、1枚の写真が掲載された。

 そこには、ヤヌザイとコリンズ君の2ショットがあった。笑顔で並ぶ2人の手には、キッズサイズの赤いシャツ。背中には「JANUZAJ」のネームと、新たな背番号「11」が燦然と輝いていた。

 どうやら、コリンズ君の話をどこからか聞きつけたヤヌザイが、11番のユニフォームとの交換を申し出たのだという。

 悲劇から一転、コリンズ君は新しいシャツを手に入れただけでなく、憧れのスターとの対面まで果たすことができた。8歳の少年は、痩身のテクニシャンが見せた粋な計らいをこの先ずっと忘れないことだろう。

(記事/Footmedia)

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