ゲッツェの弟フェリックスはバイエルンの下部組織に入団した [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップ決勝でドイツ代表を優勝に導くゴールを決めたマリオ・ゲッツェは、加入2年目を迎える来シーズンのバイエルンでも、さらなる活躍が期待されるひとりだ。そんな彼の弟であるフェリックス・ゲッツェが、兄の後を追ってバイエルンの一員になることがわかった。
現在16歳のFWフェリックスは、22歳の兄マリオと同じくドルトムントの下部組織で育ったが、新シーズンよりバイエルンのU-17チームでプレーすることに。バイエルンのユース部門を統括する元ドイツ代表MFミヒャエル・タルナト氏が、独紙『ビルト』に「彼は我々の一員になった」と明かしている。
なお、マリオとフェリックスには24歳の兄ファビアン・ゲッツェもいるが、彼は現在、ミュンヘンに拠点を置く3部ウンターハヒングに在籍。これからは兄弟3人がそろって同じ街でプレーすることになる。
ちなみに、バイエルンがスター選手の兄弟を“後追い”で獲得するのはこれが初めてではない。
2012年には、バスティアン・シュヴァインシュタイガーの兄トビアスが3部レーゲンスブルクからバイエルンへ移籍。現在32歳のトビアスは、今もバイエルンII(リザーブチーム)に在籍している。
さらに、昨シーズン途中よりフランク・リベリーの弟スティーヴン・リベリーもバイエルンの下部組織に加入。18歳のスティーヴンはランスの下部組織を卒業後、無所属でサッカーを辞めることを考えていたが、兄の説得を受けてバイエルンのトライアルを受け、契約を勝ち取ったという。そして今年5月には、バイエルンIIでデビューを果たしている。
シュヴァインシュタイガーの兄はすでにベテランだが、リベリー、ゲッツェの弟たちはこれからの選手。近い将来、トップチームのピッチで兄弟たちによる共演が見られるかもしれない。
(記事/Footmedia)