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負傷だけではなかった。アルベロアがスペイン代表予備登録メンバー外となった理由

2014.05.14

アルベロアはスペイン代表の予備登録30人から外れた [写真]=Getty Images

 13日、ワールドカップ連覇に挑むスペイン代表の候補メンバー30名が発表され、現地で“サプライズ”と報じられているのが、レアル・マドリード所属DFアルバロ・アルベロアの落選だ。

 ユーロ2008から代表の常連メンバーだった同選手の落選理由ついて、トニ・グランデ助監督は右ひざのけがで最近2カ月間プレーしていなかったことを挙げ、「それ以上の評価をすべきではない」とコメント。しかし、スペインメディア『エル・コンフィデンシアル』は、けが以外にもアルベロア側に“落ち度”があったと報じている。

 記事によると、今年2月に行われたコパ・デル・レイ準決勝第1戦のアトレティコ・マドリード戦で、アルベロアがプレーと関係のないところでジエゴ・コスタの足を故意に踏んだことがビセンテ・デル・ボスケ代表監督の気に障ったという。さらに、過去の代表合宿では、アルベロアが不機嫌な態度で参加し、チームの雰囲気を乱したことがあったそうだ。

 さらに同紙は、代表のキャプテンであるイケル・カシージャスとの不仲も選外の原因になったと指摘している。レアルのチームメイト同士でもある両者の関係悪化は以前から噂されており、先週末のリーガ・エスパニョーラ第37節セルタ戦では、途中交代でベンチに退いたアルベロアが、カシージャスと手を合わすことなく無視している様子がテレビカメラに収められていた。

 実力や勢い以上に“チームの和”を重んじる代表指揮官にとって、こうした振る舞いの数々が、ベテランDFに三行半を突き付ける結果となったと同紙は報じている。

 なお、地元スポーツ紙『マルカ』で行われた読者アンケートでは、回答者の約8割がアルベロアの落選に理解を示す一方、元レアル所属のグティ氏は「ケガの影響で代表を外れたというのは簡単だ。外れたのは他の理由じゃないのか?」と、『エル・コンフィデンシアル』の報道に同調するかような批判を展開している。

(記事/Footmedia)

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