2012.07.06

オランダの英雄クライフ氏、母国代表の新指揮官にライカールト監督を推薦

 史上初の連覇を達成したスペイン代表、準優勝に終わったものの復権を果たしたイタリア代表、ベスト4入りと躍進を遂げたポルトガル代表などが目立ったユーロ2012だが、その一方で全くの期待外れに終わったチームもある。

 その筆頭といえば、ドイツ代表、ポルトガル代表、デンマーク代表と同居する“死のグループ”ことグループBに入ったとはいえ、優勝候補の一角に挙げられながら3戦全敗で大会から姿を消したオランダ代表だろう。

 大会終了後にはベルト・ファン・マルヴァイク監督が4年間の契約を残しながらも辞任するなど、混乱だらけの顛末となったチームは、2年後のワールドカップに向けた後任探しという局面を迎えている。

 KNVB(オランダ・フットボール連盟)は現在、様々な指導者をリストアップしていると見られており、アヤックスのフランク・デ・ブール監督、フェイエノールトのロナルド・クーマン監督、ヘーレンフェーンのマルコ・ファン・バステン監督、現在は解説者を務めているルート・フリット氏、アンジ・マハチカラのフース・ヒディンク監督、昨年途中までバイエルン・ミュンヘンを率いたルイス・ファン・ハール氏などの名前が挙がっている。

 そんな中、オランダのフットボール界の英雄であるヨハン・クライフ氏が、フランク・ライカールト監督が新指揮官に適任であるとの見解を示した。母国誌 『ブットバル・インターナショナル』とのインタビューに応じたクライフ氏は、ライカールト監督を推薦する理由として、オランダ代表やバルセロナでの指導者としての実績だけではなく、サウジアラビア代表がワールドカップアジア予選で敗退したことで他の指揮官よりも招へいしやすい状況にあることを挙げた。

「ファン・マルヴァイク監督の辞任は驚きだったし、タイミング的にも最悪に近い。なぜなら、フランク・デ・ブール監督やロナルド・クーマン監督など、有望な多くの指揮官が現時点でチームを率いているため、後任探しは深刻な問題となるからだ。そういった状況を踏まえ、最初に名前が浮かんだのがライカールト監督だ。彼が最高級の資質を持った指揮官であることは既に証明されている。後は彼に就任の意思があるかどうかだ」

 クライフ氏はまた、新指揮官に求められる資質について言及した。

「後任にはチームの再編成に向けてしかるべきプロセスを踏める人材を選ぶことが重要だ。オランダ代表は、これまでチームを支えてきた選手と新たに台頭して きた若手とを上手く混ぜる必要があり、そのためには痛みを伴う決断を下さなければならない。具体的にどの選手を外してどの選手を迎えるべきか意見するつもりはないが、今回のユーロでイタリア代表の力を最大限に引き出したチェーザレ・プランデッリ監督のアプローチなどは好例だろう。連盟が最適な判断を下すことを願っている」

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