ドイツは前線にマリオ・ゴメスを配置し、その下に左からルーカス・ポドルスキ、メスト・エジル、トニ・クロースという顔ぶれに。一方のイタリアは、けがから復帰したジョルジョ・キエッリーニが左サイドバックに入り、2トップにはマリオ・バロテッリ、アントニオ・カッサーノが名を連ねた。
最初にチャンスを迎えたのはドイツ。5分、CKからマッツ・フンメルスが押しこむが、ゴールライン手前でアンドレア・ピルロに阻まれる。一方のイタリアは20分、左サイドでボールを受けたカッサーノが巧みなターンでDF2人をかわしてクロス。これをバロテッリが頭で合わせて、イタリアが先制点を挙げた。
追いつきたいドイツは、27分にメスト・エジルがシュート。35分にはサミ・ケディラが強烈なミドルシュートを放つが、いずれもジャンルイジ・ブッフォンに阻まれる。すると36分、ドイツのCKを防いだイタリアがカウンターを発動。リッカルド・モントリーヴォのパスに抜け出したバロテッリが強烈なシュートを叩きこみ、2-0として前半を折り返した。
ドイツはゴメスに代えてミロスラフ・クローゼ、ポドルスキに代えてマルコ・ロイスを投入し、攻勢をかける。48分にはロイスがシュートを放つと、49分にはワンツーでペナルティーエリアに侵入したフィリップ・ラームが決定機を迎えるも、シュートはバーの上を越えてしまう。62分にはロイスが直接FKを狙うも、ブッフォンの好セーブに阻まれた。
イタリアは鋭いカウンター攻撃で好機を演出。67分、75分にはクラウディオ・マルキージオが立て続けに決定機を迎えるものの、ゴール枠を捉えることはできず、82分には裏に抜け出したアントニオ・ディ・ナターレがシュートを放つが、サイドネットを揺らすに留まり、ダメ押し点を奪うことができない。
ドイツは後半ロスタイム、エジルがPKを決めるものの、反撃もここまで。2-1で試合終了となり、巧みな試合運びを見せたイタリアがフランスに敗れて準優勝となった2000年以来、3大会ぶりとなる決勝進出を果たした。
7月1日の決勝では、史上初の大会連覇を狙うスペインと対戦する。
[写真]=Getty Images
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