2012.06.22

宮市は再レンタルが最適か…現地記者「遠回りしたほうがより高みに到達できる」

 アーセナルに所属する日本代表FW宮市亮の来シーズンの去就について、現地でアーセナルを中心に取材を続けるデイヴィッド・マクドネル氏が言及した。21日に発売した『ワールドサッカーキング(No.221)』における連載「メイド・イン・ジャパン」内で語っている。

 宮市は2011-2012シーズン途中にボルトンへのレンタル移籍経て、再びアーセナルに籍を戻した。しかし、来シーズンの去就について、アーセナル残留か再びレンタル移籍をするかは、不透明となっている。

 マクドネル氏は宮市がアーセナル残留を選択した場合について、「現状を見る限り、宮市がいきなりトップチームに入ってレギュラー、もしくはそれに準ずる地位に定着するのは相当難しいだろう」と持論を展開。「攻撃面は(今後の伸びしろも含めて)大いに期待できる」と前置きした上で、「プレミアリーグでコンスタントに活躍するには、戦術理解とフィジカルが足りない」と、課題を挙げて説明した。

 また、ボルトンでの半年間で残した公式戦1ゴール2アシストという数字も、物足りないと見なし、「停滞したボルトンの攻撃陣にあって孤軍奮闘していたのは事実だが、ラストパスやフィニッシュといった、ゴールに直結するプレーの精度を更に高める必要がある」とコメント。続けて、「ボルトンで散見された課題は、アーセナルに行けば致命的な欠陥となり得る」とビッグクラブでプレーするには、時期尚早だという見解を示した。

 そして、課題を羅列する中で、「実践の中で経験を積み、課題を克服するとともに、戦術理解やフィジカルを強化するためにも、宮市は新たなレンタル移籍を受け入れるべきではないだろうか」と提案。「宮市はワールドクラスの選手になれるだけの資質を持っている」と、ポテンシャルを認めた上で、「成功に続く道は最短ルートとは限らない。少し遠回りしたほうが、より高い地点に到達できる。サッカー界ではしばしば起こり得ることだ」と、レンタル先で着実に実力を蓄えることが大切ではないかと説いた。

 2011-2012シーズンに、アーセナルでリーグ戦未出場だった宮市は、冬の移籍市場でボルトンにレンタル移籍。半年間でリーグ戦12試合に出場したが、チームは18位に終わり、チャンピオンシップ(2部相当)に降格した。

[写真]=山口剛生

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