2012.06.18

ブッフォンがメディアに皮肉「負け犬根性には付き合わない」/ユーロ2012

 ユーロ2012は18日、スペイン代表、クロアチア代表、イタリア代表の3チームが決勝トーナメント進出の2枠を争うグループCの最終節が行われる。ここまで1勝1分で並ぶスペイン代表とクロアチア代表が直接対決を迎える一方、2戦連続ドローのイタリア代表は2連敗で敗退が決定したアイルランド代表と対戦する。

 決勝トーナメント進出のためには勝利が最低条件のイタリア代表だが、スペイン代表とクロアチア代表が2-2以上のスコアで引き分けに終わった場合、白星を挙げたとしても3チーム間の直接対決の成績によりグループリーグ敗退となる。そしてイタリア代表にとって、ここまで2試合を終えての状況は2004年大会に酷似している。

 イタリア代表は同大会、第1戦はデンマーク代表とスコアレスドロー、第2戦はスウェーデン代表と1-1の引き分けに終わった。そして迎えた第3戦、ブルガリア代表を2‐1で下したが、スウェーデン代表とデンマーク代表が2-2の引き分けに終わったため、勝ち点5で並んだ3チームの直接対決の成績(得失点差が同点だったため総ゴール数)によりグループリーグ3位となり大会から姿を消した。

 この8年前の悪夢を気にするイタリアのメディアは、スペイン代表とクロアチア代表がともにグループリーグ突破となる2‐2のスコアを意図的に演じる可能性を連日のように報じている。だが、イタリア代表のキャプテンを務めるGKジャンルイージ・ブッフォンは、“ビスコット”(ビスケット)というイタリア語で「罠にはめる/はまる」ことを意味する隠語を用いて、母国メディアの報道姿勢を皮肉った。

「そこらじゅう“ビスコット”だらけだ。この2日間、人々は“ビスコット”についてばかり話している。まるで既に僕らがアイルランドを倒したものの、スペインとクロアチアの試合が取り決め通り2-2で終わったかのようにね。また、悪いのはいつも他のチームで、自分達には一切の責任はないかのようにね。僕らはこういった戯言や負け犬根性に付き合っている暇はない。アイルランド戦の勝利だけに集中しなければならない」

 ブッフォンの言葉の通り、スペイン代表とクロアチア代表のスコアばかりに注目するイタリアのメディアの報道は、過剰な被害者意識に過ぎないようだ。実際、スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が「この手の話題は尽きることはないが、試合結果を取り決めることなど理解できない」とコメントすれば、クロアチア代表のスラヴェン・ビリッチ監督も「我々はスポーツマンだ。イタリアはクロアチアのことを信用するべきだ」と苦言を呈するなど、両チームとも双方の指揮官を筆頭に談合行為の可能性を一笑に付している。

[写真]=ムツ カワモリ

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