2012.06.10

PKストップのポーランドGKティトン「コースが読めた」/ユーロ2012

 8日、ユーロ2012がついに開幕を迎えたが、ワルシャワ国立競技場で行われた共催国のポーランド代表とギリシャ代表によるオープニングマッチでは、誰もが予想しない選手がヒーローとなった。

 この試合、17分にロベルト・レヴァンドフスキのゴールで幸先良く先制したポーランド代表に対し、ギリシャ代表は44分にDFソクラティス・パパスタトプロスがこの日2度目の警告により退場処分を受けてしまう。ところが、ポーランド代表が完全に優位に立ったかと思われた後半立ち上がりの51分、ギリシャ代表は投入したばかりのFWディミトリス・サルピンギディスが同点弾を浴びせると、逆にポーランド代表は69分、相手の突破を止めたGKヴォイチェフ・ シュチェスニーがPKを取られたうえ一発退場処分を受け、最大のピンチを迎えてしまう。しかし、代わりに投入されたGKプジェミスラフ・ティトンが相手MFゲオルギオス・カラグニスのPKを見事にストップし、ポーランド代表は地元開幕戦での黒星という最悪の事態を逃れた。

 控えGKながらポーランド代表の救世主となったティトンは試合後、チームに貢献できたことに強い満足感を示した。

「絶体絶命のピンチを防ぐことができ嬉しい。勝利していればもっと幸せだったが、負けなかったのは悪い結果ではない。また、オープニングマッチというものは、得てしてドローに終わることが多いものだ。今日は勝ち点を獲得できたことに納得するべきだろう。この1ポイントにより、あらゆる可能性が残されること になった。あとは何としてもグループリーグの残り2試合をものにするまでだ」

 ティトンはまた、予想外の形での出場に驚いたものの、ゴールマウスの前では冷静にいられたことを説明した。

「こんなに早くチャンスが巡ってくるとは思ってもみなかった。まるで夢のようだった。交代の際にシュチェスニーから何を言われたかははっきり覚えていない。だが、PKを前にしても気持ちの乱れはなかった。とにかく五感を研ぎ澄まそうと心掛けた。そして、PKのコースが読めたんだ。自分は左側に飛ぶべきだ と確信していた」

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