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プラティニ会長がユーロ2012に向け人種差別について言及

 UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長はユーロ2012に向け、人種差別が行われた際、審判は試合を止めても構わないと語った。『ESPN』が報じている。
 
 まずプラティニ氏は選手に対し、例え人種差別に遭っても、審判の許可なしにはピッチを去ることはできないと明言。イタリア代表MFのマリオ・バロテッリ(マンチェスター・C)は、ユーロ2012で人種差別を受けた場合ピッチを去ると発言していたが、プラティニ氏はそういった行動をとった選手には罰則を与えると語った。一方、審判には試合を止める権利があるとし、彼らの決断を尊重するともコメントしている。
 
「もし審判の許可なくピッチを去った場合、選手にはイエローカードを与える。試合を止めるかどうかを決断するのは選手ではなく、審判だ。だからこそ試合中に問題が発生し、審判がゲームを止める決断をした場合、我々はそれをサポートする。人種差別は最もひどい行為だと考えているからだ」
 
 しかし、プラティニ氏は人種差別において、責任を持つことはできないとも認めた。
 
「ウクライナとポーランドが、フランスやイングランドよりも人種差別の問題を抱えているとは思わない。東ヨーロッパで多くの人種差別問題が発生しているのは事実だが、どこでだって直面することだ。これはサッカーの問題ではなく、社会の問題だ」
 
「我々はピッチでの人種差別に取り組んでいく必要があるし、それが起こるのを止めなくてはならない。ただ、責任を持つことはできない。スタジアムの外で『君は人種差別主義者だから、スタジアムに入ってはいけない。君はそうじゃないから、入ってもよし』と言うのかい?そんなことはできない」

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