かつてユヴェントスで活躍したパヴェル・ネドヴェド氏は、クラブ通算700試合出場を達成した元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロを褒め称えた。
デル・ピエロは11日、セリエA第32節のラツィオ戦に途中出場。82分にFKを沈めチームを勝利に導いただけでなく、クラブ通算700試合出場も達成。1993年に加入して以来、ユヴェントス一筋を貫いてきた男は、また新たな偉大な記録を達成してみせた。
それでも、“黒と白のデル・ピエロ”が来シーズンも見られるかは不透明だ。昨年11月にアンドレア・アニエッリ会長が「今季がユヴェントスでのデル・ピエロのラストシーズンになる」とコメントし、同選手の今シーズン終了後の退団は確実視されていたが、状況は変わっていないようだ。クラブのゼネラル・マネージャーを務めるジュゼッペ・マロッタ氏は、デル・ピエロとの契約延長について、「我々は将来ではなく、今に集中している」と言葉を濁すに留まり、新契約の交渉が進んでいないことを示唆した。
ネドヴェド氏は、かつてともにプレーしたデル・ピエロについて、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の公式HPで次のように語り、その功績を称賛している。
「デル・ピエロを表現する言葉はなかなか見つけられない。彼はユヴェントスのために約20年間プレーし続けてきた。彼はクラブの歴史だ」
「ユーヴェという言葉を聞いて、誰しも最初にデル・ピエロを思い浮かべるはずだ。それが全てを物語っていると思う」
「彼とともにプレーしたことは素晴らしい経験だった。彼は偉大なチャンピオンだ。常にハードなトレーニングを真剣に、真剣にこなした。才能だけでは、これほど多く偉業を達成してはいなかっただろう。改めて言うが、彼はユヴェントスの歴史だ」
2001年にユヴェントスに加入したネドヴェド氏は、引退する2009年までデル・ピエロとプレー。2001-02、02-03のリーグ優勝だけでなく、セリエBに降格した2006-07シーズンも残留しクラブのセリエA復帰に貢献するなど、クラブの酸いも甘いもともにした。
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