チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグが3日に行われ、ミランがアウェーでバルセロナと対戦し、1-3で敗れた。ホームでのファーストレグを0-0で引き分けていたミランは、2試合合計でも1-3とバルセロナを下回り、ベスト8での敗退が決まった。
試合後に、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が敗因を語った。『UEFA.com』が伝えた。
「2本目のPKをハーフタイム直前に許したのが残念だった。我々の得点の後、バルセロナの出来はそれほど良くなかった。1本目のPKを与えたことも悔やまれるね。バルセロナのようなチームを相手に、あのようなミスは許されない」
「同点とした後は、正直に言うと勝ち抜けると思った。我々の得点の後、バルセロナは多少プレッシャーを感じ、自分達のサッカーができていなかったね。バルセロナが本来の流れるようなサッカーをし始めたのは、3点目を決めてからだった。相手の3点目は非常に幸運な得点だったよ。(リオネル)メッシのシュートが、選手に当たったことで(アンドレス)イニエスタへのアシストになったからね」
「ここで勝つには完璧なサッカーをする必要があったんだ。我々は攻守の両面でいくつかミスをしてしまったね。攻撃ではスペースを見つけても大事なラストパスが通らなかった。2試合で得点のチャンスは多く作ったが、パスの精度が十分でなかったね」
「3失点目の後、反撃するのは難しかった。前半終了間際に失点してしまい、ハーフタイムでは誰もが気落ちしていたんだ。そして、ピッチへ戻るとすぐに再び失点してしまった」
チャンピオンズリーグから姿を消したミランは、コッパ・イタリアでも既に敗退。今シーズンの獲得可能なタイトルは、第30節終了時点で首位を走るリーグ戦だけとなった。
[写真]=ムツ カワモリ