2012.03.24

バルセロナ、好調マジョルカ相手にサイドバック不在をどう克服するか

 バルセロナはミッドウィークに行われた前節、2点リードを追い付かれる嫌な展開にはまりながらも5-3でグラナダに勝利。2試合連続のドローに終わった首位レアル・マドリードとの差をわずか1週間で10ポイントから6ポイントに縮めた。

 とはいえ、同試合ではDFアドリアーノが負傷退場したうえ、DFダニエウ・アウヴェスも2度の警告により退場処分を受けるなど、味噌が付く一戦となったことも事実だ。ブラジル代表の両翼を今回の一戦に起用できなくなったチームは、肝臓移植手術に臨むDFエリック・アビダルも欠場が確定しているため、トッ プチーム所属のサイドバックを1人も招集できないという事態に陥っている。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督は、やはりアウヴェスが欠場した先月のバレンシア戦で好プレーを見せたBチーム所属のDFマルティン・モントーヤを再び起用する予定であることを、グラナダ戦後の記者会見で明らかにしている。その場合、もう一方のサイドにはDFカルラス・プジョルのポジションを変更して起用するのが最も無難な選択肢となる。しかし、3日後のチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのミラン戦、1週間後のアスレティック・ビルバオ戦を考慮すると、主力DFを全員使い切ることは避けたいだけに、3バックへのシステム変更も含めた選手起用に注目が集まる。

 前節のハットトリックによりクラブ歴代得点王に躍り出たFWリオネル・メッシを中心に、攻撃陣は好調をキープしている。だが、マジョルカはリーガ・エスパニョーラ屈指ともいえる空中戦の強さを誇るチームだけに、この試合では守備陣の踏ん張りが勝負の鍵を握りそうだ。

 対するマジョルカは、前節スポルティング・ヒホンとの打ち合いを3-2で制すなど、ここ4試合黒星なしの2連勝と今シーズン最高の時期を迎えている。3 試合前のバレンシア戦で2点ビハインドからドローに持ち込んだことで波に乗ったチームは、降格圏内まで12ポイントの12位まで順位を上げ、最大目標の残留が現実的な射程距離に入ってきた。

 好調の最も大きな要因の1つは、度重なる故障で開幕から1月下旬まで殆ど出場機会の無かったキャプテンのDFヌネスが本来のコンディションを取り戻したことだろう。同選手は前節もゴールを挙げるなど、チームは最大の武器であるセットプレーからの得点パターンを取り戻している。また、この試合ではヌネスのセンターバックのパートナーであるDFイバン・ラミスに加え、中盤で違いを作り出せるMFミシェル・ペレイラ、MFゴンサロ・カストロの両選手が出場停止 から復帰し、戦力的には前節を大きく上回る。

 ホアキン・カパロス監督は、中盤から前線にかけては絶対的なレギュラー数人を除き選手を頻繁に入れ替えており、メンバーが充実した今回の試合では、ワントップかツートップの選択も含め、流動的な布陣となるだろう。いずれにしても、ここ数試合で際立っている勝負所での集中力の高さを発揮し、番狂わせを演じたいところだ。

【予想スタメン】
・マジョルカ[4-2-3-1]
GK:13.ドゥドゥ・アワット
DF:12.チコ、16.ヌネス、4.イバン・ラミス、15.パブロ・カセレス
MF:19.マルティ、23.フェルナンド・ティッソーネ(3.ジョアン・ヴィクトル)、7.ミシェル・ペレイラ、24.アレハンドロ・アルファロ(8.エミリオ・ヌスエ)、11.ゴンサロ・カストロ
FW:18.ビクトル

・バルセロナ[4-3-3]
GK:1.ビクトル・バルデス
DF:35.マルティン・モントーヤ、3.ジェラール・ピケ、14.ハビエル・マスチェラーノ、5.カルラス・プジョル(26.マルク・ムニエサ)
MF:16.セルヒオ・ブスケ、6.シャビ・エルナンデス(15.セイドゥ・ケイタ)、8.アンドレス・イニエスタ
FW:10.リオネル・メッシ、4.セスク・ファブレガス、17.ペドロ・ロドリゲス(9.アレクシス・サンチェス)

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