2012.03.24

出場停止者続出のレアル、プライドを懸けてソシエダを迎える

 残り10試合で2位と勝ち点差6というのは、優勝を目指すチームにとって、別に悪い数字ではない。それより問題は、4日前に勝ち点差10あったのが、一気にここまで差が縮まってしまったことだ。レアル・マドリードは、この2節、マラガとビジャレアルに似たような形で終盤にFKゴールを決められ、1-1と引き分けで終えている。チームが動揺していないと言えば嘘になる。おまけに後者との水曜の試合は荒れに荒れ、ジョゼ・モウリーニョ監督を筆頭に、ルイ・ファリア・フィジカルコーチ、DFセルヒオ・ラモス、MFメスト・エジル、DFペペが退場処分を受け、5枚目のイエローカードをもらったMFラサナ・ディアラ共々、次戦にベンチ入りできないとなれば、深刻度も一層増すというものだ。

 おまけに不幸はこれに留まらず、その試合では前半にラサナ・ディアラと交代で入ったFWホセ・カジェホンも敵選手に足首を踏まれ、ハーフタイムでリタイア。今週はDFリカルド・カルヴァーリョの太もも肉離れも発覚しているため、こうなると、先日自身のバースデーパーティを開いたレストランでの喫煙映像が出回り、ビジャレアル戦は内部処分の形で招集外となったDFファビオ・コエントランも呼び戻さない訳にはいかなくなりそうだ。

 それでもレアル・マドリードでのリーグ戦100得点を達成したばかりのFWクリスティアーノ・ロナウドをはじめ、FWカリム・ベンゼマ、FWゴンサロ・イグアインを擁する攻撃陣は、大抵の相手にとって脅威に映る。だが、ここ2試合攻撃陣は1得点ずつしか奪えておらず。やはり勝ち癖を取り戻すには、一にも二にも自漫の破壊力が復活するのが何よりであろう。

 一方、今週は同じ水曜試合でレバンテに1-3で逆転負けしてしまったレアル・ソシエダだが、こちらもレアル・マドリードよりは小規模ながら、レギュラー陣に不測の事態が生じている。というのも、その試合で中盤のMFゴルカ・エルストンドが退場、更に右サイドバックのDFダニエル・エストラーダが累積警告枚数に達して、出場できなくなってしまったからだ。

 逆にレバンテ戦で処分を済ませたFWアントワーヌ・グリースマンは戻って来るが、C・ロナウド、DFマルセロと対面することになる右サイドの守備には大きな懸念が残る。現在、14位で2部降格圏までは勝ち点差9と、比較的余裕のある位置にある彼らではあるものの、ここ2試合で2連敗を喫しているため、そろそろ残留確定に向けての勝ち点が欲しいのも事実。2位との差が縮んで、焦りの見えるレアル・マドリードにつけ込めるか、それともフラストレーションの溜まった相手の餌食になってしまうのか。特に、慣れていないミッドウィークのゲームをこなした後だけに、フィリップ・モンタニエ監督もスタメン選定には頭を痛めそうだ。

【予想スタメン】
・レアル・マドリード[4-4-2]
GK:1.イケル・カシージャス
DF:17.アルバロ・アルベロア、18.ラウール・アルビオル、19.ラファエル・ヴァラン、12.マルセロ
MF:11.エステバン・グラネロ、14.シャビ・アロンソ、6.サミ・ケディラ、8.カカ
FW:7.クリスティアーノ・ロナウド、20.イグアイン

・レアル・ソシエダ[4-3-3]
GK:1.クラウディオ・ブラボ
DF:16.ヴァディム・デミドフ、2.カルロス・マルティネス、26.イニーゴ・マルティネス、24.アルベルト・デ・ラ・ベジャ
MF:5.マルケル・ベルガラ、20.アシエル・イジャラメンディ、17.ダビド・スルトゥサ
FW:23.カルロス・ベラ、7.アントワーヌ・グリースマン、21.ディエゴ・イフラン

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