ヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦セカンドレグが15日に行われ、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケはホームでトゥウェンテと対戦し、4-1で勝利した。アウェーでのファーストレグを0-1で落としていたが、2戦合計スコアで4-2と逆転を果たし、ベスト8に進出している。
内田は右サイドバックでフル出場し、2戦合計での勝ち越し点となったアメリカ代表MFジャーメイン・ジョーンズのチーム3点目に絡み、勝利に貢献した。
以下、試合後の内田のコメント。
―今日の試合はどうでしたか?
「前半は乗り切れなかったけど、後半はちょっと(良くなったと思います)」
―相手に1点取られて突破には3点以上取らないといけない状況になりましたが?
「ホームだし何とかなるかなと思っていました。ホームだから1点とれば、2点、3点入ると信じていました」
―ドイツで普段のリーグ戦で戦っている相手に比べてトゥウェンテはどうでしたか?
「ドイツのリーグに比べ、あまりガツガツ来ないなっていうのはあるけど。でも、やっぱり彼らはパスをつなげる」
―後半に入って何本もクロスボールを送っていました。ラウール(ゴンザレス)がPKをもらったシーン以外ではうまくいっていない印象を受けましたが?
「そんな感じはしなかったですけどね。(3点目のシーンで)ラウールが(相手DFを)背負っているのが見えていたので、センタリングじゃなくて彼の足元にパスを出そうと思いました」
―あの場面でラウール選手に対してのパスがカットされる心配はありませんでしたか?
「ラウールが(相手DFを)背負っていたから問題ないなと思っていました。(クラース・ヤン)フンテラールとラウールは相手を背負うのがうまいので」
―ラウール選手にパスを出した後にシュートを打てる位置に走り込んでいましたが?
「落とし(のボール)が来るかなと思って走っていたけど。結果オーライでしょう」
―内田選手が絡んだ3点目は価値のある1点だったのでは?
「雰囲気も良くなったしね。カウンターでその後もちゃんと点が取れたし。結果としては良かったんじゃないですか」
―2点目を取ってから一気にスタジアムの雰囲気がよくなりましたが?
「『お前ら勝てよ』っていう雰囲気だった。ファンの力で1点ねじ込んだみたいなところもあります」
―相手の股を狙っている場面がいくつかありましたが、余裕の現れでしょうか?
「ああいうところは詰まってきたら、逆にあそこしか出すところがなくなってくる。股はよく狙います。そこしか出すところがないですからね」