ブンデスリーガ第25節が行われ、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケはホームでハンブルガーSVと対戦し、3-1で勝利を収めた。
リーグ戦3試合ぶりの先発となった内田は、5分に正確なクロスを供給し、テーム・プッキの得点をアシスト。昨年9月24日に行われた第7節フライブルク戦(4-2○)以来、18試合ぶりの今シーズン2アシスト目をマークし、フル出場を果たした。この勝利で、4位シャルケは3位ボルシアMGとの勝ち点差を1に縮めている。
以下、試合後の内田のコメント。
―今日の試合はどうでしたか?
「勝ってよかったんじゃないですか。ホームだし。(ヨーロッパリーグから)中2日だったので、さすがにみんなちょっと体が重そうでしたけど」
―最初のアシストのシーンはどういうイメージだったのですか?
「ディフェンスがニアにいたんで、それを越えればと思ってました」
―(クラース・ヤン)フンテラール以外の選手も点を取りに行く意識が高いですか?
「いや、フォワードはみんな点を取りたがってるから。点を取りたい意欲が日本人とはちょっと違うね。クロスとかでも最後ラウール(ゴンザレス)に合わせて、ラウールはシュートまで行ったけど、フンテラールが『俺をずっと見てろって』言うから。さすがフォワード」
―後半にラウールにニアで合わせたシーンがありましたが、あのときはどのくらい周りの状況を把握できていましたか?
「フンテラールは全然見てなかった。奥かマイナスしか見てなかった。(フンテラールは)ニアでつぶれてるだろうなと思ったから。一番奥のテーム・プッキを見ていました。たぶんファーサイドにいたんだけど。そこに合わせようかなと思ったけど、多分ラウールが引くかなと思って。彼はいつもあそこで止まるから」
―ちゃんと結果を残すと(フーブ・ステフェンス)監督も次に変えにくくなりますよね。
「いや、僕が入ってもうね、(チームの調子が)尻上がりですから」
―(ヨーロッパリーグから)中2日で試合に挑んで、個人的にきつかったですか?
「いや、俺は別にそんなに。コンディション戻って来たから」
―今日は相手のほうも調子が悪かったのでは?
「相手っていうより、俺らがけっこうきつかったと思うんですよね。特に前半は。アップの時もちょっとどんよりした感じがあったし、らしくないなって監督も言っていたから。(そんな中で先制点が取れたのは)でかかった。2点目を取れたこともでかかった」
―監督からはどんな指示を受けていましたか?
「もっと走れ。マークにつく。基本的なことですね」
―前半、ツートップが前に残っていて、距離が遠かったようですが。
「まあ、カウンターの起点にはなっていたんで。もう少し点取れるチャンスはありましたけど、いいじゃないんですか。勝ち点3だし。上とも離れたくないんでね」
[写真]=千葉格