2012.03.06

レアル本拠地名を刻むベルナベウ氏のデビューから100周年

 レアル・マドリードは3日、本拠地の名称としてその名が刻まれているサンチャゴ・ベルナベウ氏がトップチームのデビューから栄えある100周年という、記念すべき1日を迎えた。

 1909年に14歳でレアル・マドリードに入団したベルナベウ氏は、その3年後の1912年3月3日、左ウィングを務めていたソテロ・アラングレン氏が試合に間に合わなかったため、急遽トップチームに引き上げられてデビューを果たした。テクニック的には特段優れていなかったベルナベウ氏だが、左右両足の強烈なシュートと正確なヘディングでゴールを量産し、晩年には主将を務めるなど15年間に渡り不動のストライカーとしてチームを支えた。

 とはいえ、ベルナベウ氏がクラブに最も大きな足跡を残したのは現役を引退してからであるのは言うまでもない。1927年に現役を退いたベルナベウ氏は、スポーツ・ディレクター、アシスタント・コーチ、監督を経て、1943年9月に会長に就任する。当時はアトレティコ・マドリードに次ぐマドリード市2番目のチームに過ぎなかったレアル・マドリードだが、ベルナベウ氏の辣腕により一流クラブへの道へと歩み始める。

クラブ組織を全面的に整備したベルナベウ氏は、1947年には当時ヨーロッパ最大となる新スタジアムのヌエボ・エスタディオ・チャマルティン(現在の本拠地サンチャゴ・ベルナベウ)を建設すると、1952年には現在の名誉会長であるアルフレッド・ディ・ステファノ氏を獲得。フットボール界でも歴代屈指の選手である同氏の加入により変貌を遂げたチームは、アトレティコ・マドリード、バルセロナ、アスレティック・ビルバオの3強だったリーグ戦の勢力図を完全に塗り替えただけでなく、チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)5連覇という不滅の記録を打ち立て、20世紀最も成功したクラブという称号を手にする礎を築いた。

 1963年の総合練習場のシウダ・デポルティーバ建設など、その後もクラブに変革をもたらし続けたベルナベウ氏は、1978年6月に逝去するまで会長を務めた。そして、35年の在任期間中、チームは16度のリーグ・タイトルを獲得している。

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