2012.03.06

信頼を得る酒井高徳、シュトゥット攻撃陣を支える“陰の立役者”に

 1月の移籍市場で新たなチームへと移った海外日本人選手たちは、新天地で好スタートを切った。ボルトンの宮市亮はプレミアリーグで存在感を示し、フィテッセのハーフナー・マイクは既に3得点を記録。李忠成もゴールとアシストで徐々にチームに馴染みつつある。

 しかし、3人の攻撃的プレーヤーには注目度で劣るものの、最もチームに順応し、信頼を得ているのが、シュトゥットガルトへと加入した酒井高徳だ。酒井は2月11日のヘルタ・ベルリン戦でブンデスリーガでのデビューを果たすと、以降の3試合でも先発フル出場。フライブルク戦では初アシストを記録し、早くもレギュラーとしての地位を確立しつつある。

 左サイドバックの酒井は豊富な運動量と抜群のタイミングでオーバーラップを行う判断力、そして確かな技術を披露している。攻撃面での貢献も目立つ酒井の加入後、シュトゥットガルトは4試合で15得点。さらに同サイドの岡崎慎司とのコンビネーションは良好そのもの。酒井のデビュー戦となったヘルタ・ベルリン戦から岡崎が3試合連続得点を記録したことも、左サイドの攻撃が活性化したことによる効果といえる。

 ドイツ人の母を持つ酒井はドイツ紙『ビルト』のインタビューに対し、「早口や方言を聞き取ることは難しいですが、聞いたことのある言葉が多いので、理解できています」と環境面では苦労していないとコメント。既にドイツに順応し、ブルーノ・ラッバディア監督からも、「ゴウは戦術理解能力が高く、アグレッシブで良い動きをしている。ミスを引きずることもない。着実に前進しているよ」と信頼を得ている。

 まだフィジカル面での課題をのぞかせ守備面で苦労を強いられる場面も見られるが、ブンデスリーガでのプレー経験はわずかに4試合。さらなる向上が見込めるはずだ。ドイツでの活躍は日本代表にも直結する。サイドバックにはインテルの長友佑都、シャルケの内田篤人ら、ライバルも多いが、「今はシュトゥットガルトでのプレーしか考えていないですが、ワールドカップは夢」と意欲を見せている。

 新たな地で信頼を得た酒井。コンスタントな活躍を見せることができれば、さらなる飛躍や、ブラジルへの道も開けていく。

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