スポルティング・ヒホンの指揮官に就任したことにより、持ち味である歯に衣着せぬ発言を行う機会が一段と増したハビエル・クレメンテ監督が、レアル・マドリードのポルトガル代表DFペペおよびスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに苦言を呈した。
名門アスレティック・ビルバオ出身としてのプライドを持つハビエル・クレメンテ監督は、レアル・マドリードとバルセロナの両クラブへの対抗意識を燃やすことが多い。だが、スペインのラジオ局『RAC1』とのインタビューに応じた今回は、バルセロナの主将を務めるスペイン代表DFカルラス・プジョルを称賛 する一方、手荒なプレーの多さが指摘されているレアル・マドリードのセンターバックコンビに噛み付いた。
「プジョルはフットボール界の見本だ。ペペとセルヒオ・ラモスも彼のことを手本にするべきだ。全身全霊でプレーする彼のあたりは、おそらく誰よりも激しいだろう。だが、彼は高貴さを持ってボールに向かっていっている。また、誠実な男である彼は、相手からの激しいプレーも認めている」
クレメンテ監督は一方、相手を傷つける行為だけではなく、審判を欺く行為にも厳しく対処する必要があることを指摘した。
「厳しくレッドカードを提示するようにすれば、多くのラフプレーが無くなることだろう。とはいえ、シミュレーションを行う選手にも、同じように対処するべきだろう」