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ボルトン宮市亮、プレミアデビュー戦で示した武器と今後への課題

 アーセナルからボルトンへ出場機会を求めてレンタル移籍した宮市亮は、11日に行われたプレミアリーグ第25節のウィガン戦でデビューを果たした。プレミアリーグの舞台に立った4人目の日本人選手は、稲本潤一(現川崎)の記録を塗り替える史上最年少の19歳だった。

 残留争いのライバルとの直接対決で後半から出場した宮市。ピッチに入った直後はチームが劣勢だったこともあり、持ち味を発揮する機会は少なかったが、徐々にボールを受け出すと自身のスピードとドリブルを披露。試合終盤には決定機を迎え、存在感を示した。ボルトンは1-2で敗れてしまったが、イギリス紙『サン』は宮市に対して「7」という高い評価(最高10、最低1)を与えている。

 宮市のデビュー戦は今後への期待を高めるものとなった。相手DFを翻弄するまでには至らなかったが、少なくともその類まれなスピードで決定機を自ら作り出せることは証明した。序盤に比べて終盤にボールを受けるシーンが増加したことも、ボルトンがペースを握っていた時間帯だっただけが要因ではないだろう。“攻撃のオプションとして宮市亮”は、一定の存在感を示したと言える。同僚のマーク・デイヴィスが、「彼が決勝点をもたらしてくれると思った」と語ったほどだ。

 しかし一方で課題となりそうなのが守備面。4-4-2システムを用いていたボルトンにおいて、宮市は左サイドハーフに起用されたが、周囲との連係不足を露呈。相手にスペースを与え、一対一の場面で突破を許してしまうシーンも見られた。ペナルティエリア内で相手を倒した場面は、PKにこそならなかったものの、主審の判定次第ではデビュー戦がまったく違った結果に終わった可能性すら示唆するものだった。

 宮市はフェイエノールト時代、左ウイングを主戦場としていたため、守備面での負担は大きなものではなかった。しかし、ボルトンで中盤のサイドに起用された場合、守備面での貢献も要求される。レギュラーを獲得するためには、守備面が大きな課題となる可能性がある。

 とはいえ、この19歳はまだデビュー戦を終えたばかり。周囲の期待に応え、いかにして課題を克服していくか。宮市がイングランドで大きな一歩を踏み出したことは、確かである。

[写真]=Getty Images

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