2012.01.28

国王杯敗退のレアル、気持ちを切り替えてサラゴサ戦に臨む

「倒れることは許される。だが、立ち上がるのは義務だ」。水曜のコパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグで、宿敵バルセロナと2-2で引き分け、ファーストレグの1-2のスコアを逆転できずに敗退が決まったレアル・マドリード。その翌日、キャプテンのGKイケル・カシージャスは自身のフェイスブックで、そう語った。ファーストレグでの敗戦以降、DFペペによるリオネル・メッシの手を踏みつけた事件、チーム内の派閥対立、ジョゼ・モウリーニョ監督が今シーズンいっぱいで退任を決意といった、ピッチ外での話題ばかりに包まれていたチーム。だがカンプ・ノウでのセカンドレグでは、これまでのクラシコから一転、攻撃的なサッカーを披露して、逆転勝ちまであと一歩というところまでバルセロナを追い詰めた。そのことが、今までライバルに対してコンプレックスを抱いていた 選手たちの自信回復に繋がったのは間違いない。

 ただ、バルセロナ以外のチームを相手にした際のレアル・マドリードには、元々ほとんど問題はない。実際、昨年12月のクラシコ以来、公式戦で7連勝。リーガに限って言えば4連勝と、MFアンヘル・ディ・マリアとMFサミ・ケディラはまだ負傷が癒えていないものの、今節最下位サラゴサをサンチャゴ・ベル ナベウに迎えるにあたって、懸念材料は見当たらない。逆に、開幕から連続出場している影響か、最近疲れの見えるMFシャビ・アロンソに休養を与えることも 考えられる状況だ。

 前節のアスレティック・ビルバオ戦では、コパ・デル・レイのファーストレグでのバルセロナに対する消極的な戦法を批判し、モウリーニョ監督に対して就任以来初めてブーイングが浴びせかけられたが、セカンドレグで健闘ぶりを見ればホームのサポーターも気が変わったのではないだろうか。現在、2位に勝ち点5 差をつけて首位を走るチームを、リーガ優勝に向かって後押しをしようと好意的になってくれると期待したい。

 一方、16節後にハビエル・アギーレ監督を解任し、年明けからマノロ・ヒメネス監督が指揮を執っているサラゴサだが、初勝利はまだなし。ここ3試合を2分け1敗として、15節から続く最下位の定位置に留まっている。まだ残留ラインとの差は勝ち点7あるものの、このままでは2部に降格した4シーズン前の二の舞になると恐れたクラブ幹部は、この冬の移籍市場でFWカルロス・アランダ、MFアポーニョ、MFトミスラフ・ドゥイモヴィッチを獲得した。

 新戦力を含めた選手たちが、ヒメネス監督の慎重なプレースタイルに適応するまでしばらく時間が必要と、監督自身も「サンチャゴ・ベルナベウで勝つこと が、残留達成に繋がるわけではない」と控えめだ。ポジティブな成果を得るために唯一つけ込めるとすれば、比較的、相手の守備が甘いセットプレーだが、FKの得意なMFガビ、MFアンデル・エレーラが移籍してしまったことも考えると、まずはチームの守りを固めることが先決と言えそうだ。

【予想スタメン】
・レアル・マドリード[4-4-2]
GK:1.イケル・カシージャス
DF:17.アルバロ・アルベロア、19.ラファエル・ヴァラン、3.ペペ、12.マルセロ
MF:22.シャビ・アロンソ、24.ラサナ・ディアラス、8.カカ、10.メスト・エジル
FW:7.クリスティアーノ・ロナウド、9.ベンゼマ

・サラゴサ[4-2-3-1]
GK:13.ロベルト・ヒメネス
DF:5.マウリツィオ・ランザーロ、14.パウロ・ダ・シルバ、3.ハビエル・パレーデス、24.イヴァン・オブラドヴィッチ
MF:10.ルイス・ガルシア、23.アポーニョ、21.アブラアム・ミネロ、18.ルベン・ミカエル、17.アンヘル・ラフィタ
FW:9.エルデル・ポスティガ

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