2011.12.23

天国と地獄のアウェーゴール

「アウェーゴール方式」とは、ホーム&アウェーの2試合合計で勝敗と得失点差で並んだ場合に、アウェーでより多く得点したチームが勝ち抜けとなる、というルール。トーナメント方式で勝ち上がるチームを決めるために採用されている。このルールは極めて効果的で、1点の重みが状況によって変化するために、時に名試合を演出する舞台装置として機能する。

 2009-10シーズンの準々決勝、バイエルンはホームでの第1戦を2-1で勝利し、マンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォードに乗り込んだ。しかし、試合開始早々にダロン・ギブソンに先制点を許すと、その後も立て続けにナーニに2得点を許し、試合は0-3の劣勢に。ところが、前半43分にイヴィツァ・オリッチが1点を返すと、74分にアルイェン・ロッベンがCKをダイレクトボレーでファーサイドにたたき込む華麗な追加点を記録。試合は2-3のまま終了した。この結果、2試合合計4-4となり、アウェーゴールの差で前大会ファイナリストを下してバイエルンが準決勝進出を果たした。バイエルンは準決勝でリヨンを破って決勝進出。ファイナルではインテル相手に惜しくも敗れたが、マンチェスター・Uを下した奇跡的なアウェーゴールは同シーズン屈指のハイライトとなっている。

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