8日に「TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011」の開幕戦が行われ、開催国代表の柏レイソルはオセアニア代表のオークランド・シティーFCと対戦。田中順也と工藤壮人の得点で、2-0の勝利を収め、準々決勝進出を決めた。
試合後、柏レイソルの主将である大谷秀和は以下のように語っている。
「いつもよりもイージーなミスが多かったのは次に向けての課題だが、みんながこういう雰囲気を一度味わえたので、次の試合はもっと落ち着いてできると思う」
「自分自身は普段通り、あまり気にならなかった」
「相手のプレッシャー、体の強さはJリーグで対戦する機会がないようなチームだったので、ところどころに戸惑いはあった。慣れてきてからはある程度、自分たちのリズムでできた。ゴールを決める部分の質も含めて上げていければ、後半も自分たちのリズムでできたはず。3点目が取れなかったこと、イージーミスを減らすことが次に向けての課題」
「後半始まる前には『いい守備をしながらカウンターで3点目を狙っていこう』と話し合っていた。カウンターは仕掛けられていたが、質の部分、2列目、3列目の選手がボールを持った時にFWがどう動くか、2列目とFWの関係、ラストパスの合わせる部分を詰めていけばもっとシュートチャンスは増えるはず。次に向けて質を上げていきたい」
「(後半、相手に攻め込まれたことについては?)そう気にしていない。カウンターの速いチームで、いいカウンターを受けて菅野に助けられた部分が何度かあったけど、相手も間延びしていたし、もっと高い位置でボールを奪えれば3点目を取れる機会も増えたはず。でも、前半に2点のリードを奪っていたので、相手に攻め込まれても意識はしないで落ち着いて対応できていたと思う。
「相手に攻め込まれた部分よりも3点目を奪えなかった部分のほうが気になるところ。球際の激しさなど、チームとして改善すべき部分は多いけど、1試合やって全員がつかめたと思う。初戦を勝てた、次に進めたという点が大きい。足りなかった部分を次までにしっかり改善していきたい」
「Jリーグでも相手が引いて守ることはある。その中でしっかりボールを動かし、サイドでいい局面になれば一対一を仕掛けられるかが大切。セットプレーからも点を取れたし、しっかりシュートで終わりながら、不用意な奪われ方をしないよう気を付けた」
柏レイソルは11日、準々決勝で北中米カリブ海代表のCFモンテレイと対戦する。
[写真]=足立雅史