15日に行われたブラジル・ワールドカップ(W杯)アジア3次予選で、レバノンに1-2で敗れた韓国。かろうじてグループB首位は守ったものの、最終予選進出は来年2月に持ち越されることとなり、最悪の場合は3次予選敗退の可能性も出てきた。
韓国紙『中央日報』は、チョ・グァンレ監督の手腕を批判。6月のガーナ戦で勝利を収めて以来、代表チームは下降線をたどっているとし、8月の日本戦で0-3で完敗したことについては、「日本にもてあそばれながら0-3で敗れた。内容、結果ともに屈辱的だった」と表現した。
また、3次予選では初戦のレバノン戦で6-0と大勝し、良いスタートを切ったかに見えたが、15日のレバノン戦は最悪だったとし、「日本・イラン・豪州・サウジアラビアなどを抑えて本大会に進出するのは難しいと思わせるほどの内容だった」と酷評。「8月の日本戦もそうだが、外国人指導者ならすでに解任されている」としている。
さらに、チョ・グァンレ監督が志向するスピードあるパスサッカーは世界の流れだとしながらも、「韓国選手はバルセロナの選手ほどパスが正確でもなく速くもない」とし、高いレベルを維持しなければ、相手にやられてしまうと指摘。「監督のサッカー哲学よりも、韓国サッカーのW杯本大会進出がはるかに重要だ」と伝えている。
[写真]=足立雅史