2011.10.31

リーグ3連勝のアーセナル、“V・ペルシー依存症”に不安の声も

 アーセナルは今シーズン開幕から不振に陥り、リーグ戦では下位に低迷していた。しかし第10節のチェルシー戦で5-3と勝利するなど3連勝を記録。順位の上でも7位となり、3位チェルシーとの勝ち点差はわずか3に。スタートのつまずきを補う成績を残している。

 とはいえ、完全にチーム力が戻ったかといえば、そうではない。復調の一方で、エースであるロビン・ファン・ペルシーへの依存度の高さを不安視する見方も出てきている。

 首位を走るマンチェスター・Cはエディン・ジェコとセルヒオ・アグエロが9得点ずつを記録。マリオ・バロテッリも5得点を決めるなど、満遍なく攻撃陣が得点を重ねている。2位のマンチェスター・Uもウェイン・ルーニーの得点数は飛びぬけているが、ハビエル・エルナンデスが4得点、ダニエル・ウェルベックやナニが3得点するなど、こちらも極端な偏りではない。

 しかしアーセナルの場合、10得点のファン・ペルシーに次ぐのは2得点のテオ・ウォルコットとジェルヴィーニョ。エースがチーム総得点の半数をたたき出している一方で、次に続く選手が出てきていないのが現状だ。しかも今シーズン挙げている5勝のうち、ファン・ペルシーは4試合で決勝点をマーク。期待と責任が降りかかるのが“エースの宿命”とはいえ、ただでさえ故障がちなファン・ペルシーへの依存度の高さはそのまま危険性に変わる可能性を秘めている。

 かつて、セスク・ファブレガス(現バルセロナ)は期待と責任をまとうことを意味するキャプテンマークを巻き、中盤でのゲームメークを一手に担った。しかし結局、タイトルを獲得できずにチームを離れた。現在、エースとキャプテンという2つの責務を担い、アーセナルに勝利をもたらしているのは他ならぬファン・ペルシーだ。

 アーセナルは勝利を重ねているものの、エースへ対する依存度の高さはリーグトップクラス。イギリス紙『イブニング・スタンダード』など、この状況を不安視する見方は少なくなく、裏を返せばチームメートたちの奮起がアーセナルの更なる浮上のためのポイントとなりそうだ。

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