チェルシーに所属するイングランド代表DFのジョン・テリーが、窮地に追い込まれている。
テリーはプレミアリーグ第9節のQPR戦で相手DFのアントン・ファーディナンドに人種差別的な発言をしたのではないかとの疑惑に直面。本人は完全否定を貫いているが、イングランド代表のキャプテンの座を剥奪されるのではないかとの噂が浮上するなど、キャリアに影響しかねない問題に発展している。
この騒動がパフォーマンスにも影響したのか、29日に行われたアーセナル戦ではフロラン・マルダからの逸れたバックパスに慌てて反応して足を滑らせ、決勝点につながるミスを犯してしまった。チェルシーは試合を通して守備が不安定で、5点を献上してしまったこともあり、ディフェンスリーダーであるテリーのパフォーマンスに批判が集まっている。
ピッチ内外で問題が取りざたされるテリーを、アンドレ・ビラス・ボアス監督は擁護。しかし一部メディアからはスタメンから外すべきではないかと報じるなど、テリーを取り巻く環境は厳しさを増している。