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ベルギー爆破テロの影響でユーロ中止も検討…UEFA副会長「非常事態」

2016.03.24

テロの影響でユーロ2016の開催が危ぶまれている [写真]=Getty Images

 UEFA(欧州サッカー連盟)は、22日にベルギーで発生した連続爆破テロ事件の影響を受け、6月にフランスで開催されるユーロ2016の中止を検討しているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が23日付で伝えている。

 昨年11月にフランスのパリで起きた同時多発テロ事件に続き、ベルギーの首都ブリュッセルで起きた連続爆破テロ事件がヨーロッパを恐怖に陥れている。ベルギー連邦警察の発表によると、ブリュッセル国際空港と地下鉄マルベーク駅で生じた爆破による死者の数は31人、負傷者の数は約270人と見積もられており、欧州各国でテロに対する警戒レベルが急上昇している模様。

 ベルギーのテロ事件を受け、UEFAのジャンカルロ・アベーテ副会長は「ユーロ2016は遅延や延期ができない行事だ。このままテロリズムの恐怖を排除できないようなら、大会開催を取り止める可能性も除外できない。親善試合などは延期すればいいだけだが、ユーロ2016は今年6月に開催が予定されている大きなイベントだ。現在、我々は非常事態の最中にいる」とコメントし、大会中止の可能性を示唆している。

 UEFAはユーロ2016開催の可否について協議する緊急会議を開く一方で、同大会が開催される場合には安全を保障するために厳重な警備体制を整える旨を公式声明で発表している。

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