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ヒュンメルがチャリティマスクで知的障がい児・者サッカースクールを応援!

2020.06.25

 デンマークのスポーツブランド『hummel』(ヒュンメル)は、知的障がい児・者のサッカースクールである認定NPO法人トラッソスが、新型コロナウイルスによるスクールやコーチの派遣など事業の休止で、厳しい活動状況となっていることに際し、同法人をサポートするため、24日からトラッソスのロゴ入りチームマスクを、ヒュンメル公式通販サイトで販売を開始した。売上はすべてトラッソスへ寄付される。

 以下、リリースのとおり。

■知的障がい児・者サッカースクール「トラッソス」
2003年に東京都江東区に誕生した特定非営利活動法人トラッソスは、知的障がい児・者のサッカースクール。毎年秋には、トラッソスが中心となり、「全日本知的障害児・者サッカー競技会にっこにこフェスタ」を開催。観戦者やボランティアを含め、2000人以上が集まるイベントになるなど、日本の知的障がい児・者サッカーでは、草分け的存在となっています。

ヒュンメルは、2005年より、共に活動を行っており、2016年には、閉ざされた世界に暮らしがちな、知的障がい者の理解が進むように、トラッソスとのコラボスニーカーを発売。その収益を使って、2018年より、知的障がいのある人とない人が同じチームでプレーするインクルーシブサッカー大会を開催しています。

3回目となるはずだった今年のイベントは、新型コロナウイルスのために中止となり、トラッソスのスクールも3月末から休止に。トラッソスでは、未就学児の運動教室など、地域や団体への指導者派遣も行っていますが、それらもすべて中止になり、事業収益がゼロに。そこで、トラッソスは、SNSで寄付を呼び掛け、コロナ終息後も活動ができるようにと、支援者を募っています。

■マスクの購入で、トラッソスを応援しよう!
そうした中、ヒュンメルでも、トラッソスでサッカーを楽しむ子どもたちのために何かできないかと、今回、トラッソスロゴの入ったオリジナルのチームマスクを発売。売り上げすべてをトラッソスに寄付することにしました。直接的にお金を寄付するという行為は、まだまだ日本社会ではなじみが薄かったり、小規模団体では関係者以外には広がりにくいとも思い、支援者にも少しメリットがあるものを用意。現在では、日常的に使うようになったマスクをきっかけに、トラッソスについて知ってもらったり、支援したいと思ってもらえるようになれれば、と考えました。

「トラッソスが目指しているのは、知的障がい児・者が笑える社会」だとトラッソスの設立者・吉澤昌好さんは話します。「彼らが自宅と学校、自宅と職場の往復だけでなく、社会に出ていけるように。まずはトラッソスが彼らにとって、もうひとつの居場所となりたいし、そう思ってやってきました」。ただ、新型コロナウイルスの影響で、その居場所が失われることに。「知的障がいのある子どもたちにとって、今、何でこういうことになっているのか、理解しづらいところがあります。ただ、大人が手洗いを徹底していたり、マスクを着用していたりと、雰囲気が違うことは敏感に察します。彼らは環境の変化が苦手で、状況に合わせて行動をする適応能力が低く、見通しが立たないことが苦手だったりします。そうすると、疎外感を感じてしまい、居心地が悪くなっちゃうんです。それは、絶対に避けないといけないことだと思っています」

6月の第2週から再開したトラッソス。都立の体育館は7月末まで使えないため、開催場所は毎回異なり、公園やフットサル場を使うことに。「ソーシャルディスタンスを意識しながら、でも、介助が必要な子には、立ち位置や開けられる距離を調整しながら、やっています。また、今までスクールでは、ほめたり、いいプレーにハイタッチをする習慣があったのですが、それができなくなる。子どもたちにとっては、突然ハイタッチをやらなくなって、やろうとすると、『今はだめだよ』と言われることになる。『じゃあ、肘タッチをしよう』と言っても、それだと面白みがない。楽しかったりすると受け入れてくれるのですが、そういうものを見つけていくのも手探りですね」。慣れない公園から活動を再開したトラッソス。「まずはスクール生の顔が見られて、話ができて。元気な姿を直接見られるのが嬉しいです」と吉澤さんが話すように、再開したもうひとつの居場所で、子どもたちの笑顔が広がっています。

■商品情報
ヒュンメル×トラッソス チャリティマスク

price:¥1,650(税込) / size:フリーサイズ
https://www.sskstores.jp/fs/srush/S03_HAGN124ZFAC-99
知的障がい児・者サッカースクール「トラッソス」のロゴが入ったチームマスクは、売上金額すべてをトラッソスに寄付する応援マスク。マスクの表地は、吸水速乾とUVカット機能を備えたポリエステル素材を採用。肌面には肌触りを重視し、コットン100パーセントに。また、耳周りのゴムは切りっぱなしの仕様で、顔の大きさに合わせて着用可能。洗濯でき、繰り返し使えます。

■トラッソスについて
NPOトラッソスは、東京都・神奈川県で知的障がい・発達障がいのある子どもや大人を対象としたサッカースクール・サッカークラブの運営などを行っている認定特定非営利活動法人。ダウン症・脳性麻痺・自閉症スペクトラム障がい(広汎性発達障がい)・学習障がい(LD)・注意欠陥・多動性障がい(ADHD)・てんかん・ウィリアムズ症候群などの特性のある子どもたちが、一緒にサッカーを楽しみながら成長しています。スポーツを通して、知的障がい児・者/発達障がい児・者と健常児・者が、お互いを認め合い、尊重し合えるコミュニティづくりを行っているサッカースクール。障がい者と健常者が共に成長できる社会を目指しています。
【OFFICIAL SITE】https://tracos.jp/

■ヒュンメルについて
デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」は、世界で初めてスタッド付きスパイクを開発し、1923年に誕生。革靴でサッカーをしていた当時、真っ平らな靴底にスタッドを付け、グリップ力の飛躍的向上をもたらし、今までできなかったプレーを可能にしました。そこで重過ぎるために理論上飛べないとされるマルハナバチ(ドイツ語でhummel)が努力を重ねて飛べるようになったという逸話を重ね合わせ、ブランドネーム&ロゴに採用。90年の歴史を経て、現在は“Change the World Through Sport.” をミッションに、独自のブランドストーリーを展開。新しいチャレンジを続けています。
【OFFICIAL WEBSITE】http://hummel.co.jp

By サッカーキング編集部

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