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JFAとトヨタがJYDパートナーシップ契約…全国の幼稚園・保育園でサッカー巡回指導実施へ

2017.05.17

都内の幼稚園でサッカー教室を実施した

 日本サッカー協会(JFA)は17日、JFAハウスにて記者会見を実施し、トヨタ自動車株式会社と「JFA Youth & Development Programme(JYD)」パートナーシップ契約を締結したことを発表した。

JFAトヨタ

会見に出席した(左から)北澤豪氏、田嶋幸三氏、卜部治久氏、西野朗氏

 JYDとは、「JFA2005年宣言」の理念とビジョンに基づき、継続的な日本サッカーの発展のためにさらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的としたプロジェクトで、2016年1月より展開している。

 今回のパートナーシップ契約締結により、トヨタはJYDオフィシャルサポーターとして全国の未就学児童を対象とした「サッカー巡回指導」の支援、活動に関わることとなる。

 具体的な活動としては、トヨタの全国各販売店、共販店、レンタリース点のスタッフが中心となり、「JFA公認キッズリーダー」のライセンスを取得し、各都道府県のサッカー協会と連携しながら、地域の幼稚園・保育園等に対してサッカーならびに身体を動かすことの楽しさを伝えるための授業を実施する予定だ。

 会見に出席したJFAの田嶋幸三会長は、「子どもたちの健康と、将来スポーツで活躍できる選手の育成を考えています。決してサッカーだけの選手を取り込もうとして始めたわけではございません。外遊びが少なくなり、ゲームをする子が増えた。是非、小さい頃に外で遊ぶ、この身体を動かすことの喜びを知り、将来は日本の社会に貢献できる心身ともに健康な人材を育てるということを目標としております」と、サッカー界にとどまらず、スポーツ界全体や日本の社会に貢献することが目標だと説明した。

 トヨタ自動車販売店協会の地域貢献活動特別研究会の委員長を務める卜部治久氏は、「私自身、この巡回指導の視察をする中で、子どもたちが本当に楽しそうに身体を動かしてボールを追いかけて、無邪気に運動する姿に共感し、是非取り組んで地域のお役に立ちたいなという気持ちでいっぱいになりました。日本中のトヨタの販売店が手を取り合って、サッカー、スポーツの面白さを伝える。そのリーダーに、私自身なっていきたいと思います」と意気込みを語った。

 また、JYDアンバサダーの元日本代表MF北澤豪氏は、「特に幼稚園生がそのフィールドで体験することは一生モノだと言いますので、身体を動かす喜びを伝えるために、我々と一緒になって地域の方々が取り組んでいくというのは、その地域の財産になると思います。子どもたちの将来を築いていくために、未来に向かってトヨタの皆様と一緒に走っていければなと思っています」とコメントした。

 会見後には、都内の幼稚園にて「JFA公認キッズリーダー」を取得したトヨタ自動車社員と北澤氏によるサッカー教室を実施。子どもたちは約45分間、“北澤コーチ”の指導のもと、元気にグラウンドを駆け回り、ボールと触れ合った。

By サッカーキング編集部

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