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ネイマール考案のストリート・サッカー世界大会へ向け、日本で予選がスタート!

2018.03.19

「ネイマール・ジュニア・ファイブ」は全世界で10万人が参加しているという、ネイマールが考案したストリート・サッカー大会

 7月にブラジルで開催されるアマチュア向けストリート・サッカーの世界大会「ネイマール・ジュニア・ファイブ」(Neymar Jr’s Five)の日本国内地区予選が、3月17日にスタートした。この日はラダースポーツ北与野(埼玉県さいたま市)で埼玉予選が行われ、男子32チームに加え、今年から新たに創設された女子部門12チームの間で勝敗が争われた。グループステージを勝ち上がり、決勝トーナメント戦を制した優勝チーム(女子は決勝進出の2チーム)が「ジャパンファイナル」に進出する。

 ブラジル代表のネイマールが考案したという「ネイマール・ジュニア・ファイブ」は、独自のルールに基いて行われる。フィールドの4方が壁に覆われ、小さなゴールが置かれる。試合時間は10分。キーパーなしの5人制で、片方のチームが得点を入れるたびに相手選手が1名ずつ退場となり、相手を全員退場させるか、試合終了後により多く選手をフィールドに残したチームが勝利となる。10分経って同人数の場合は、PK戦により勝敗が決まる。大会は16歳~25歳のアマチュア選手限定で1チーム7人まで登録可能。うち2名はオーバーエイジ枠として26歳以上の参戦が認められている。

 男子部門では、昨年の国内優勝チームであり、世界大会でベスト16まで勝ち上がった「KING GEAR FC」が、圧倒的な強さで今予選を勝ち抜いた。決勝の相手は、今年から同チームの兄弟チームとして創設された「KING GEAR FC Jrs」。昨年、世界大会に臨んだ選手たちが今回は敵味方に分かれて勝敗を争うこととなったが、遠慮は一切なしの真剣勝負の末、結果は元Jリーガーの宇留野純と加部未蘭を擁する「KING GEAR FC」が、ボリビアでのプレー経験を持つ菊池康平らがプレーする「Jrs」を5-0で破ることとなった。

 今年から開設された女子部門でも、男子に勝るとも劣らない白熱した試合が繰り広げられた。準決勝では、関東女子サッカーリーグ2部に所属する「武蔵丘短期大学シエンシア」がPK戦をものにして勝ち上がり、決勝戦でデフフットサル日本代表候補を擁する「デフフットサル女子」に勝利した「ゆでたまご」と対戦。決勝では「武蔵丘短期大学シエンシア」が、持ち前のテクニックを遺憾なく発揮し、5-0で勝利した。女子部門は決勝に進出した2チームともに、次のラウンドに進出する。

 今予選で攻守にわたり存在感を発揮した「武蔵丘短期大学シエンシア」の金勝里央は、過去に浦和レッズレディースユースに在籍し、U-17日本女子代表歴を持つ。「とにかく楽しかったです」と、大会を振り返った。

 国内では今後、4月に仙台、大阪、福岡、5月に名古屋で地区予選が行われる(女子は大阪のみ)。各地区の予選を勝ち上がったチームが6月に行われる「ジャパンファイナル」(会場は大阪予定)に進出し、優勝チームは翌7月、50を超える各国代表チームが参加する「ワールドファイナル」(ブラジル・サンパウロ郊外)に日本代表として挑む。大会の勝者はネイマールと対戦できる権利を得る。


文・写真=志原卓

By サッカーキング編集部

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