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【バルサ復活のキーマン①】パウリーニョ「チームに欠けていた異質なラストピース」

[写真]=Getty Images

 昨年8月の加入時に「ノー」を突きつけた地元ファンは約85パーセントに達していた。29歳の選手に4000万ユーロ(約52億円)という高額の移籍金が支払われたこと、欧州で唯一在籍したトッテナムでは失格の烙印を押され、加入直前まで中国でプレーしていたこと、何より“バルセロナらしさ”が皆無であったこと―。不満の理由を挙げればキリがない。しかし、バルベルデ監督が「異彩を放つ選手」と称えるように、パウリーニョは異質であるがゆえにバルサの課題を補う働きを見せる。

 強じんな肉体と豊富なスタミナを生かしたボール奪取に加え、セットプレーでの高さや2列目からの飛び出しなどは、昨シーズンまでチームに欠けていた要素だ。第4節ヘタフェ戦の初ゴールを皮切りに、前半戦だけでチーム3位の8得点を挙げる得点能力も披露している。

初の“エル・クラシコ”でも物怖じすることなく、決定的な仕事をしたパウリーニョ [写真]=Getty Images

 デンベレやN・セメドら他の新戦力とは対照的に、スムーズにチームになじんだことも成功を収められた要因だ。特にメッシとは抜群の呼吸を見せ、「10番」がボールを受けるために中盤に下がれば空いたスペースをカバーする。第17節の“エル・クラシコ”ではシャドーストライカー役を務め、メッシへの密着マークを敢行したレアル・マドリード守備陣を混乱に陥れた。

 批判を称賛に変えたMFは、前評判を覆して快進撃を続けるチームの象徴的存在となっている。彼の獲得を最後まで諦めなかった強化部も称えられるべきだろう。

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