
23日に行われた横浜F・マリノス対マンチェスター・ユナイテッドの親善試合は3─2で横浜FMが勝利した。
コンディションが悪く覇気もなかったマンUに対し、横浜FMは終始積極的な姿勢で攻め入り、開始1分にはマルキーニョスが早々と先制ゴール。前半のうちに逆転されたものの、迎えた後半4分、CKからDFのファビオが同点ゴールを叩き込んだ。
ファビオは今季SC相模原から横浜FMへ移籍してきた長身ブラジル人DF。つまり昨季まで関東1部リーグでプレーしていた選手であり、その選手が超のつくビッグクラブに対してゴールをあげたということで、ネット上ではお祭り状態となった。
「去年まで関東1部のSC相模原にいた方のファビオが、世界のマンUから同点ゴールですよ!!!!全米が泣いて映画化するレベルの快挙!!!」
「去年の11月中津の地域決勝で見たファビオがいまマンチェスターユナイテッド相手にゴール決めるなんて」
「ファビオは相模原の誇りや!!」
等々、ツイッターのタイムラインはファビオの快挙を賞賛する声で溢れた。
試合後ファビオは、「兵藤(慎剛)さんのボールが素晴らしかったので、ほぼ兵藤さんのゴール。こういう相手にしっかり戦えたことは、自分だけでなくチームにとっても大きな経験になったと思う」と殊勝にコメントしたが、横浜FMの樋口靖洋監督は「マン・オブ・ザ・マッチを選ぶとすれば?」と問われ、「ファビオにあげたい」と語った。
なお、この試合のマン・オブ・ザ・マッチにはマンUの香川真司が選出されている。