フル出場した清武が試合を感謝を口にした [写真]=J.LEAGUE
「ここまでセレッソが激しく戦える集団になったのはユンさんのおかげ」
クラブ初のタイトルが懸かったJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦。フル出場し、2-0での勝利に貢献したMF清武弘嗣は、自身の優勝メダルを尹晶煥監督に掛けたときの心境をこう語った。
激しく戦ったのはこの試合に出た選手たちだけではなかった。ケガで戦列を離れる期間が続いた清武は、この大舞台に導いてくれた仲間への感謝も口にしている。「正直ここまで戦ってきたメンバーはリーグ戦に出ていないメンバーだった。僕たちが感謝しなくてはいけないのはここまで戦ってくれたルヴァン組。本当に感謝しています」。
試合を振り返ると、清武は「明らかに左サイドを狙ってきていた」と川崎フロンターレの狙いをいち早く気づいていた。左サイドを押し込み、清武からの攻撃を分断させる作戦だった。これに対し「割り切って守備に専念してカウンターを狙った」と素早く対応。持ち味とはまた違う粘り強さで猛攻に耐え、試合終盤には狙い通りのカウンターで仕留めた。
「歴史を変えるのは僕たちしかいない」と強い気持ちで臨んだ清武は、「目標にしていたタイトルは獲得しましたけど、もう終わったこと」と早くも次を見据える。
「この星を増やしていけるのも僕たちしかいない。すぐにACLを目指してリーグ戦も始まるし、元旦にここへ戻ってくるチャンスもある。残り一カ月半厳しい戦いが待っているので、これからです」
By サッカーキング編集部
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