2017.11.03

【ルヴァン杯決勝 プレビュー】セレッソの歴史を変える! 12年越しのチャンス到来…決戦の地に“満開の桜”を

セレッソ大阪
準決勝は劇的勝利。勢いそのまま栄冠を目指す [写真]=J.LEAGUE
サッカーライター。セレッソ大阪を追いかけ、サッカー専門紙「EL GOLAZO」など様々な媒体で活躍中。

 11月4日、JリーグYBCルヴァンカップ決勝の舞台に立つことが許されたのは、セレッソ大阪と川崎フロンターレ。どちらも勝てばクラブ初のタイトルとなり、周囲の注目度も高まる一戦となる。

 “決戦”に向け、C大阪のチーム状態は右肩上がりだ。約1カ月前、明治安田生命J1リーグ第28節で川崎と対戦した試合では、「これでもかってくらい、ボコボコにされた」(杉本健勇)と、C大阪は川崎に1-5で完敗。リーグ戦3連敗となり、試合後は何人もの選手が危機感を募らせた。しかし、続く公式戦、ガンバ大阪とのルヴァンカップ準決勝第1戦を2-2で引き分けて決勝進出に望みをつなげると、続く準決勝第2戦では1-1で迎えた試合終了間際、木本恭生が劇的な決勝ゴールを決め、C大阪は土壇場でルヴァンカップ決勝進出を決めた。

木本恭生

劇的弾でチームを決勝へと導いた [写真]=J.LEAGUE

 C大阪に関わる誰もが歓喜に包まれたこの勝利により、チームは完全に息を吹き返した。練習では、和気あいあいとした空気の中にも張り詰めた緊張感がある、非常に引き締まった雰囲気が作られた。そこからリーグ戦でも3連勝とAFCチャンピオンズリーグ出場圏内である3位浮上を果たせば、リーグ戦の間に挟まれた天皇杯準々決勝でも大宮アルディージャに勝ち、準決勝進出も決めた。3つの異なる大会で上位に付けている現状に対し、「選手たちはグラウンドで活発にやろうとする意欲に満ちている」と尹晶煥監督も目を細める。

 チームを取り巻く空気とともに、ピッチ内での陣容も変化。攻撃では、第29節のサガン鳥栖戦で先発復帰した清武弘嗣がチャンスメイクで活性化すれば、清武の復帰に伴いFWへ移った柿谷曜一朗は、毎試合のように決定機に顔を出している。守備では、ルヴァンカップ準決勝でMVP級の活躍を見せた木本がリーグ戦でもセンターバックのレギュラーを掴んだ。完敗した前述の川崎戦から多くのプラス要素を加え、C大阪は今回の決勝戦に挑むことができる。

清武弘嗣

ケガに苦しんだ清武が帰ってきた [写真]=JL/Getty Images for DAZN

 もっとも、「自分たちはまだ何も勝ち取っていない。タイトルを獲ってこそ、この1年が良かったと言える。ここで満足することない」と清武も話すように、現状に満足している選手は誰もいない。「ここまで(優勝まであと一歩に迫ったこと)は過去のセレッソでも何度もあった。この決勝戦に勝って、セレッソに新たな歴史を作りたい」とはキャプテンの柿谷。

 C大阪にとって、タイトルが懸かった試合は2005年のJ1リーグ最終節以来であり、カップ戦としては2003年の天皇杯決勝以来となる。12年ぶりに巡ってきたタイトル獲得のチャンス。ここまで5度、優勝を前に涙を飲んできた森島寛晃氏も「過去の歴史は関係ない。今年はいろいろなジンクスも破ってここまで来た。勝負強い今年の選手たちはやってくれる」と太鼓判を押す。C大阪としては、現在の好調さをそのままに、選手一人ひとりが自信を持って試合に臨み、リーグ戦で完敗を喫した川崎にリベンジを果たすとともに、優勝カップを高々と掲げてみせる。

文=小田尚史

セレッソ大阪 予想スタメン

▼GK
21 キム ジンヒョン
▼DF
2 松田陸
22 マテイ ヨニッチ
15 木本恭生
14 丸橋祐介
▼MF
10 山口蛍
6 ソウザ
16 水沼宏太
46 清武弘嗣
▼FW
9 杉本健勇
8 柿谷曜一朗

2017JリーグYBCルヴァンカップ決勝 セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ
11月4日(土)埼玉スタジアム2002にて13時05分キックオフ! フジテレビ系列にて13時より全国生中継

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