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3年10カ月ぶりの出場となった植田直通の意識は「ブレずに淡々と」、GK早川友基が救った大ピンチは「自分の責任」

2025.07.13

3年10カ月ぶりに出場した植田直通[写真]=Getty Images

 日本代表は12日、『東アジアE-1サッカー選手権2025』の決勝大会第2節で中国代表と対戦し、2-0で勝利を収めた。

 初戦のホンコン・チャイナ代表戦から先発11名を入れ替えた日本代表。3バックを継続した中で、植田直通鹿島アントラーズ)は中央に陣取り、本職ではない長友佑都(FC東京)、日本代表デビューの綱島悠斗(東京ヴェルディ)と共にプレーした。

 日本は、11分に田中聡(サンフレッチェ広島)の鋭い縦パスから細谷真大(柏レイソル)が見事な反転シュートを決めて日本が先制すると、後半には望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)が追加点を奪い2ー0で勝利を収めた。

 植田は2017年のE-1選手権で日本代表デビュー。2018年のFIFAワールドカップロシア2018ではメンバー入りを果たすも出番はなし。森保一監督が率いてからも招集を受けていたが出番は多くなく、FIFAワールドカップカタール2022のアジア最終予選で招集を受けたものの1試合の出場に終わると、その後は招集されていなかった。

 今回が約3年ぶりの日本代表招集となった植田。出場に至っては3年10カ月ぶりとなった中で、即席のメンバーでの戦いの中で落ち着きを見せた。「僕の役割というのは、センターバックの役割として、いつもドシッと構えること、僕が一番慌てないことは意識していることだし、そこはチームがどれだけうまくいっていないにしても、自分はブレずにしっかりと自分の仕事を淡々とこなすことができればチームを安定させることができると思っている」と、意識について語った。

 実際に長友、綱島と3バックを形成したが「佑都さんは真ん中というより、外で生きる選手だと僕は思っている」と語り、長友のサイドを意識してプレーしていたとのこと。その上で、「佑都さんだけでなく、いろいろな選手がやったときに、その人、その人の個性を生かせる立ち位置だったり、そういったものを自分がやる必要はあるかな」と、日本代表や欧州でのプレーを含め、これまでの経験から周りを生かすプレーをしたいと語った。

 前半には自身のパスが相手に当たって大きなピンチを迎えたが、鹿島でもチームメイトのGK早川友基がビッグセーブで防ぐことに。「あれは自分の責任だと思います」と振り返った植田は「自分があれをつなぎに行ったところが、そこで引っかかってしまった。あのシーンはハヤに助けられたと思いますし、1-1になっていてもおかしくなかったし、あれは他の選手というより、自分の責任だと思うので、自分がどうにかできる問題かなと思います」と、自身の判断を反省していた。

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By サッカーキング編集部

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