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負傷離脱でW杯も潰え…菅原由勢、悔しさ糧に日本代表定着目指す「最大のチャンス」

2023.03.23

 日本代表は23日、キリンチャレンジカップ2023のウルグアイ代表戦に向けて、前日練習を試合会場となる国立競技場で行った。

 AZに所属するDF菅原由勢は練習後、取材に応じ、「この機会をいただけたというのは、僕にとって最大のチャンスでもあるので。それを生かすも殺すも自分次第というのはわかりきっていて、しっかり僕らはサッカーで表現する必要があるので、そこへの準備をしたい」と闘志を燃やす。

 菅原はFIFAワールドカップカタール2022のメンバー入りに向けて、大切なアピールの場となる2022年6月の日本代表4連戦シリーズに招集されたが、負傷によって無念の辞退に。本大会出場もかなわなかった。当時を振り返り、「(W杯への思いは)それで強くならなかったらダメだと思うので。6月にチャンスをもらって、ケガで行けなくなって。ケガをした理由は自分に責任があると思っていたので、すごく悔しかったし、W杯での試合を見てさらに悔しくなった。3月から代表がまた始まるというので、モチベーションになりました。それが今の自分に繋がっていると思います」と、悔恨を口にしつつ、今は前を向く原動力になったと話した。

 今シーズン、好調を維持している要因については「よく寝て、よく食べているからです」と“らしく”笑ったが、「代表選手としてピッチに立つわけなので、勝利への執着心は、絶対に出さないといけない。まずは日本代表が勝つためにプレーすること。それを優先しながら、攻撃のところで前に関わっていくところが自分の強みだし、今シーズンは数字を残せてきているので、そこにもさらにこだわって。守備は課題として自分も監督も思っていたところがあったんですけど、成長したところをしっかり見せられるように、頭の中をしっかりすっきりさせてプレーしたいです」と、ウルグアイ、コロンビアとの連戦へ、代表の一員として集中をしている。

 AZでの4年目を過ごしている菅原は、「具体的な話は難しい」としつつ、ステップアップも見据えているようで、ヨーロッパリーグなどUEFA主催大会での上位リーグ勢との対戦での刺激に言及し、「ナショナルチームに入ってるかどうかは選手の価値に大きく関わるので、一つ大事なこと。ナショナルチーム同士の戦いなのでハイレベルになると思いますし、そこで自分のパフォーマンスを見せられれば、自分の評価に繋がっていくと思う」と続けている。

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