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コスタリカは初戦惨敗も「昨日の結果は忘れた方がいい」と堂安律「大会前から選手たちは…」

2022.11.24

ドイツ戦後、フライブルクの同僚ギュンターと言葉を交わした堂安 [写真]=FIFA via Getty Images

 日本代表MF堂安律(フライブルク/ドイツ)が24日、メディア対応を行なった。

 23日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE第1節ドイツ代表戦では、途中出場から同点ゴールを挙げて日本代表の逆転勝利に貢献した。得点に至るまでの準備の部分を問われると、「8割、9割がたイメージ(トレーニング)ですね」と語り、積み重ねてきた具体的な内容を明かした。

「シュート練習する時は常に、W杯で会場がお祭りムードみたいな雰囲気になっていて、ドイツのユニフォームで、そこまで細かいこと意識しながらトレーニングを(していた)。コーンを置いて、対戦相手のことも、いないんですけど、意識・イメージしながら。そのイメージの雰囲気で4、5本打つみたいなのを毎日繰り返しました。毎回僕は言っていますけど、技術が1カ月でそれほど上手くなることはないので、ただその状況が来た時に、どれだけ冷静に練習してきた通りのイメージで蹴れるかが大事だと思っています」

 W杯のメンバー選出に至るまでは決して順調な道のりではなかった。2019年夏にフローニンゲンからPSVへのステップアップを果たしたが、オランダ屈指の強豪ではスタメンに定着できず。ビーレフェルトに期限付き移籍してブンデスリーガ1部での残留争いも経験した。

 堂安は「ビーレフェルトに移籍する前の1年間は、本当に自分ってどんなサッカーをしたっけと思うくらいのプレーしかできていなくて、その当時が一番辛かったというか、なんか戻る感じがしませんでしたね、自分の感覚が。なので、その時期が一番、調子が悪かったというよりも変な悪い状況に陥ってしまった状況だったので、自信が一気になくなっていた感じではありました」と振り返り、自身のポジティブな性格が道を切り開くキッカケになったと語っている。

「さっき言った壁に当たった時に、唯一の救いやったのが、本当に勘違いする僕なので、その時でも『ワールドカップで俺は点を取る』と勝手に思い込んでいたし、絶不調で何も先が見えていない中でも勝手な想像やイメージは忘れていなかったので、ある意味恵まれた性格だなと思っています。それが本当に自分がトレーニングを続けられた秘訣だと思いますし、壁に当たってもその瞬間のためにと思いながら前を向いてやれたので、この性格には感謝したいです」

 日本代表がドイツ代表を破った裏では、同組のスペイン代表がコスタリカ代表に7-0の圧勝。堂安は27日に対戦するコスタリカ代表について問われると、「結果だけ見れば0-7ではあったので、一見メンタルやられていて、少し弱気になっていて、日本にとって有利じゃないかと思いがちですけど…。ワールドカップという夢の舞台なので、誰一人、1試合も無駄にしたくないので、消化試合みたいな『もうないわ』と諦める人っておそらく世界中どこにもいないと思います』とコメント。さらに言葉を続け、「大会前から選手たちは対コスタリカの方がプレッシャーがかかるし、逆に絶対に勝ち点3を取らなくちゃいけないねというメンタルでいました。そのままのメンタルを持ってやらなくちゃいけない、昨日の結果は本当に忘れた方がいいかなと思っています」と、コスタリカ代表戦への意気込みを示した。

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