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森保監督の決断はいかに…ドラマ生まれるW杯メンバー発表、過去6大会を振り返る

2022.10.31

[写真]=Getty Images

 11月1日(火)14時からFIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバー26名が発表される。

 過去6大会、数々のドラマが生まれたW杯のメンバー発表。三浦知良の落選、巻誠一郎のサプライズ招集などは、今もなおサッカーファンの記憶に深く刻まれていることだろう。過去6大会のメンバーとともに発表時のドラマを振り返っていこう。

1998年 フランスW杯

岡田武史

[写真]=J.LEAGUE

 W杯初出場の日本はスイスのニヨンにて事前合宿を実施した。6月2日、市川大祐、北澤豪、そして三浦知良の3名が落選し、22名のW杯メンバーが決定。岡田武史監督の「外れるのはカズ、三浦カズ」というフレーズに日本中が衝撃を受けた。

▼GK
1 小島伸幸(ベルマーレ平塚)
20 川口能活(横浜マリノス)
21 楢崎正剛(横浜フリューゲルス)
▼DF
2 名良橋晃(鹿島アントラーズ)
3 相馬直樹(鹿島アントラーズ)
4 井原正巳(横浜マリノス)
5 小村徳男(横浜マリノス)
16 斉藤俊秀(清水エスパルス)
17 秋田豊(鹿島アントラーズ)
19 中西永輔(ジェフユナイテッド市原)
▼MF
6 山口素弘(横浜フリューゲルス)
7 伊東輝悦(清水エスパルス)
8 中田英寿(ベルマーレ平塚)
10 名波浩(ジュビロ磐田)
11 小野伸二(浦和レッズ)
13 服部年宏(ジュビロ磐田)
15 森島寛晃(セレッソ大阪)
22 平野孝(名古屋グランパス)
▼FW
9 中山雅史(ジュビロ磐田)
12 呂比須ワグナー(ベルマーレ平塚)
14 岡野雅行(浦和レッズ)
18 城彰二(横浜マリノス)

2002年 日韓W杯

フィリップ・トルシエ

[写真]=Getty Images

 フィリップ・トルシエ監督は自国開催のW杯に臨むにあたり「ベテラン選手が必要」と判断し、秋田豊と中山雅史が2大会連続でメンバー入り。一方で直前の国際親善試合で好プレーを見せていた中村俊輔が外れる結果となった。

▼GK
1 川口能活(ポーツマス)
12 楢崎正剛(名古屋グランパス)
23 曽ヶ端準(鹿島アントラーズ)
▼DF
2 秋田豊(鹿島アントラーズ)
3 松田直樹(横浜F・マリノス)
4 森岡隆三(清水エスパルス)
16 中田浩二(鹿島アントラーズ)
17 宮本恒靖(ガンバ大阪)
▼MF
5 稲本潤一(アーセナル)
6 服部年宏(ジュビロ磐田)
7 中田英寿(パルマ)
8 森島寛晃(セレッソ大阪)
14 三都主アレサンドロ(清水エスパルス)
15 福西崇史(ジュビロ磐田)
18 小野伸二(フェイエノールト)
19 小笠原満男(鹿島アントラーズ)
20 明神智和(柏レイソル)
21 戸田和幸(清水エスパルス)
22 市川大祐(清水エスパルス)
▼FW
9 西澤明訓(セレッソ大阪)
10 中山雅史(ジュビロ磐田)
11 鈴木隆行(鹿島アントラーズ)
13 柳沢敦(鹿島アントラーズ)

2006年 ドイツW杯

ジーコ

[写真]=Getty Images

 中田英寿、中村俊輔、小野伸二らが順当に選出された一方、ジーコジャパンでエースだった久保竜彦が落選した。代わって、巻誠一郎がサプライズでメンバー入り。ジーコ監督が「マキ」と名前を呼ぶと、会見場からは驚きの声が上がった。

▼GK
1 楢崎正剛(名古屋グランパス)
12 土肥洋一(FC東京)
23 川口能活(ジュビロ磐田)
▼DF
2 茂庭照幸(FC東京)
3 駒野友一(サンフレッチェ広島)
5 宮本恒靖(ガンバ大阪)
6 中田浩二(バーゼル)
14 三都主アレサンドロ(浦和レッズ)
19 坪井慶介(浦和レッズ)
21 加地亮(ガンバ大阪)
22 中澤佑二(横浜F・マリノス)
▼MF
4 遠藤保仁(ガンバ大阪)
7 中田英寿(ボルトン)
8 小笠原満男(鹿島アントラーズ)
10 中村俊輔(セルティック)
15 福西崇史(ジュビロ磐田)
17 稲本潤一(ウェスト・ブロムウィッチ)
18 小野伸二(浦和レッズ)
▼FW
9 高原直泰(ハンブルガーSV)
11 巻誠一郎(ジェフユナイテッド千葉)
13 柳沢敦(鹿島アントラーズ)
16 大黒将志(グルノーブル)
20 玉田圭司(名古屋グランパス)

2010年 南アフリカW杯

岡田武史

[写真]=Getty Images

 楢崎正剛、川口能活の両GKは4大会連続での選出。川口はケガの影響で実戦から遠ざかっていたが、貴重なベテランとして招集された。所属クラブで好調を維持していた石川直宏、小笠原満男らの名前は呼ばれず、香川真司はサポートメンバーとして帯同した。

▼GK
1 楢崎正剛(名古屋グランパス)
21 川島永嗣(川崎フロンターレ)
23 川口能活(ジュビロ磐田)
▼DF
3 駒野友一(ジュビロ磐田)
4 田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)
5 長友佑都(FC東京)
6 内田篤人(鹿島アントラーズ)
13 岩政大樹(鹿島アントラーズ)
15 今野泰幸(FC東京)
22 中澤佑二(横浜F・マリノス)
▼MF
2 阿部勇樹(浦和レッズ)
7 遠藤保仁(ガンバ大阪)
8 松井大輔(グルノーブル)
10 中村俊輔(横浜F・マリノス)
14 中村憲剛(川崎フロンターレ)
17 長谷部誠(ヴォルフスブルク)
18 本田圭佑(CSKAモスクワ)
20 稲本潤一(川崎フロンターレ)
▼FW
9 岡崎慎司(清水エスパルス)
11 玉田圭司(名古屋グランパス)
12 矢野貴章(アルビレックス新潟)
16 大久保嘉人(ヴィッセル神戸)
19 森本貴幸(カターニア)

2014年 ブラジルW杯

アルベルト・ザッケローニ

[写真]=Getty Images

 約4年間、メンバーを固定することによって精度を高めてきたザックジャパン。本田圭佑や遠藤保仁ら主力選手が順当に選出された。そしてJ1で得点王のタイトルを獲得し、待望論が出ていた大久保嘉人が前線の“ラストピース”として加わった。

▼GK
1 川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
12 西川周作(浦和レッズ)
23 権田修一(FC東京)
▼DF
2 内田篤人(シャルケ)
3 酒井高徳(シュトゥットガルト)
5 長友佑都(インテル)
6 森重真人(FC東京)
15 今野泰幸(ガンバ大阪)
19 伊野波雅彦(ジュビロ磐田)
21 酒井宏樹(ハノーファー)
22 吉田麻也(サウサンプトン)
▼MF
7 遠藤保仁(ガンバ大阪)
14 青山敏弘(サンフレッチェ広島)
16 山口蛍(セレッソ大阪)
17 長谷部誠(ニュルンベルク)
▼FW
4 本田圭佑(ミラン)
8 清武弘嗣(ニュルンベルク)
9 岡崎慎司(マインツ)
10 香川真司(マンチェスター・U)
11 柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
13 大久保嘉人(川崎フロンターレ)
18 大迫勇也(1860ミュンヘン)
20 齋藤学(横浜F・マリノス)

2018年 ロシアW杯

[写真]=Getty Images

 ヴァヒド・ハリルホジッチ氏の電撃解任によって、大会約2カ月前に技術委員長だった西野朗が指揮官に就任した。西野ジャパンの初陣となったガーナ戦は0対2で敗戦。その翌日に本大会メンバーが発表され、浅野拓磨(シュトゥットガルト)、三竿健斗(鹿島アントラーズ)、井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)の3名が落選となった。

▼GK
1 川島永嗣(メス)
12 東口順昭(ガンバ大阪)
23 中村航輔(柏レイソル)

▼DF
5 長友佑都(ガラタサライ)
20 槙野智章(浦和レッズ)
22 吉田麻也(サウサンプトン)
19 酒井宏樹(マルセイユ)
21 酒井高徳(ハンブルガーSV)
3 昌子源(鹿島アントラーズ)
6 遠藤航(浦和レッズ)
2 植田直通(鹿島アントラーズ)
▼MF
17 長谷部誠(フランクフルト)
4 本田圭佑(パチューカ)
14 乾貴士(エイバル)
10 香川真司(ドルトムント)
16 山口蛍(セレッソ大阪)
8 原口元気(デュッセルドルフ)
11 宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
7 柴崎岳(ヘタフェ)
18 大島僚太(川崎フロンターレ)
▼FW
9 岡崎慎司(レスター)
15 大迫勇也(ブレーメン)
13 武藤嘉紀(マインツ)

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