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田中碧が目指す最終形態とは? 「一番生きる形が鮮明になってきている」

2022.06.01

日本代表の田中碧 [写真]=野口岳彦

 日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)が、6月1日にメディア対応を行なった。

 デュッセルドルフでのシーズンを終えて代表合宿に参加している田中は自身の状態について「コンディションは徐々に上がってきていると思う。試合はちょっと空いてはいますけど、逆に試合を考えずにサッカーをできた期間もあったので、すごくリフレッシュもしている。試合やサッカーをしたいという気持ちが今たくさんあって、そういう意味でもメンタル的にもフィジカル的にもいい状態で挑めるんじゃないかなと思います」と明かした。

 初めて海外で1シーズンを過ごし、終盤戦ではゴールに関わる回数も増えていた田中は「そこが今年を通して一番変わったところで、ゴールへの価値が日本にいる時よりも自分の中ですごく変わった」とゴールへの意識が変わったと語り、次のようにゴールの重要性を強調した。

「今までは90分を通じていかに関わり続けて勝利に導けるかということを大事にしてきましたけど、向こうに行って90分ダメでも点を取ることが評価されること。ゴールというものがサッカーにおいては非常に重要で、試合を動かすものだと改めて感じることができた。だからこそ、そこの部分を追い求めていかないといけないなという風に思う」

「だから、(エリア内に)入っていく回数だったり、ゴール前に行ってプレーに関与する回数だったりはすごく増やそうという意識は今すごくある。そこでボールが来るとか、シュートが入る入らないというのは運の部分もあるし、いろんなものがあるのでそこは置いといて、そこにいるということが、自分自身にとってはすごく重要なこと。そこはより意識しているところではあります」

 さらに、中盤のさまざまなポジションで起用されてきた田中は「いろいろなところで自分がプレーできると思っている分、自分の中でどういう選手を目指すかがはっきりしていなかった」と明かした一方で、「ただボックスに入るとか、守備もやるとか、その中で自分が一番生きる形が鮮明になってきている」と自身の理想像について語った。

「それが多分、インサイドハーフなのかボランチなのか、動けるポジションで90分通して顔を出してゲームに関与していく。攻守両面において自分の持っているものを使いながら、ゲームを構築していくというのが自分の最終形態ではないですけど、求めるものなんだと今年の一年で整理された。だからこそ、ゴールに入っていくこともそうですし、両ゴール前でプレーする回数が増やすことを意識していますし、そこが自分にとって重要になってくると思う」

 日本代表はFIFAワールドカップカタール2022へ向けた強化活動として6月2日にパラグアイ代表(札幌ドーム)、同6日にブラジル代表(国立競技場)とキリンチャレンジカップ2022を戦った後、6月10日にガーナ代表(ノエビアスタジアム神戸)、同14日にチリ代表またはチュニジア代表(パナソニックスタジアム吹田)と、2016年以来6年ぶりの開催となるキリンカップサッカー2022に臨む。

 重要な4連戦を前に田中は「自分の立場はわかっている。自分より上のリーグやクラブでプレーしている選手しかいない。今までもそうでしたが、今回の合宿でもこの代表期間でどれだけ自分の価値を示せるかが自分にとっては重要だと思う。所属チームでのプレーももちろん大事ですけど、こうやって代表のユニフォームを着てプレーさせてもらうチャンスを頂いた以上、ここで何ができるかにフォーカスしながら自分の価値を見出せたらと思う」と意気込みを口にした。

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By サッカーキング編集部

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