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ホームでのドロー決着に悔しさを滲ませた吉田麻也「物足りないのは間違いない」

2022.03.30

 W杯アジア最終予選の最終節が29日に行われ、日本代表はベトナム代表相手に1-1の引き分けという結果に終わった。

 試合後、チームのキャプテンでもある吉田麻也がオンラインでの取材に応じ、「歯痒さを感じた」という一戦を振り返った。

 試合を振り返った吉田は「物足りないのは間違いない」と語り、「もちろん勝って終わりたかったですし、それはプレー内容的にもゲームの質的にも物足りなさを感じていますし、一番はここ数日集客を煽っておいて、せっかくきてもらったお客さんにプレーでお返しすると言っておきながら結果を出せなかったことへの歯痒さが一番大きい」とコメント。観客動員の制限が解除されたことを受け、集客を呼びかけながら勝利できなかったことに悔しさを滲ませた。

 この日の日本は、オーストラリア戦から9選手を入れ替えての試合ということもあり、前半は思うような試合運びができなかった日本。吉田は「ある程度のミスや連係不足は出ると予測していたけど、それにしても前半は良くなかった」と振り返り、「後半は僕らが良くなったというより、相手が落ちてきた」とも主張。「続けてきた無失点を破られてしまったのは悔しいし、自分自身もチャンスがある中で得点を重ねられなかったことも歯痒い」と続け、セットプレーの流れから訪れた勝ち越しの機会を生かせなかったことにも言及した。

 また、セットプレーの際にゾーンで対応しきれず失点を喫したことを受け、「もう一度セットプレーの守備の確認をすること」を今後の課題に挙げつつ、「失点はしたけど、先にこういうのが出て、これに対しての対策をここからの6試合でできるのは価値のある」と主張。その一方で、「セットプレーから点をとること」と「停滞している試合にどう変化を加えるかということ」の2つに関しても、今回のベトナム戦から得た教訓として、今後の宿題になるとの見解を示した。

 本大会までに海外組を含めたメンバーで行える親善試合は6月の4試合と9月の2試合のみ。数少ない機会をしっかりと生かし、ベスト16の壁を超えることのができるのか。残りわずかな強化試合でのパフォーマンスに要注目だ。

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By サッカーキング編集部

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