[写真]=金田慎平
日本代表は29日、アジア最終予選・第10節でベトナム代表と対戦し、1-1で引き分けた。埼玉スタジアムには約4万4000人のファン・サポーターが駆けつけたものの、勝利を届けることができなかった。日本を率いる森保一監督は「チーム全体として誰が出ても相手に隙を突かれずに我々がやろうとすることをよりスムーズに発揮できるよう、選手層を広げてレベルアップしないといけないと思いました」と振り返った。
日本は24日に敵地で行われたオーストラリア代表戦のスタメンから9名を変更。フレッシュな選手たちの出場に期待が高まったものの、ベトナムのアグレッシブな守備と速い攻撃に苦戦を強いられ、19分にCKから先制を許してしまう。ビハインドの状況となった日本は後半開始から伊東純也を投入し、布陣を『4-2-3-1』に変更する。「バランス的に後ろを安定させ、右サイドは伊東、左サイドは三笘が起点になってダブルボランチからサポートに行けるよう、攻撃力を上げてスムーズにできることを考えた(森保監督)」。54分に主将・吉田麻也がインターセプトから前線へと駆け上がりゴールネットを揺らし同点に追いつくも、最後まで勝ち越し点を奪うことはできず。日本は7勝1分2敗の勝ち点22、暫定首位(サウジアラビアは30日 3時〜オーストラリア代表と対戦)でアジア最終予選を終えた。
カタールワールドカップ開幕まであと約8カ月、森保監督は選手たちへ「常に所属クラブを勝たせる存在であり、存在感を発揮してほしい」とリクエスト。3月シリーズを1勝1分という成績で終え、4月1日(金)25時〜行われる本大会の組み合わせ抽選会ではポット3に入ることが濃厚となった。「有利になることも考えられるかもしれないが、ワールドカップに出る国はどこも強豪。我々が目指すベスト8以上という部分において、ポットは結果を保証してくれるものではない。常にレベルアップをして、どんな強豪と戦っても勝利に結びつけれるように強化をしていきたい」と先を見据えた。
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By サッカーキング編集部
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