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日本代表守護神の権田修一が語るキャプテンマークの重み「すごく誇りに思います」

2022.01.28

中国戦にフル出場した権田 [写真]=金田慎平

 日本代表のGK権田修一(清水エスパルス)が28日、メディアの取材に応じた。

 日本代表は27日にFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選で中国代表と対戦し2-0で勝利した。

 中国戦では吉田麻也(サンプドリア)、冨安健洋(アーセナル)がともに負傷により招集外。主力不在の試合を勝ちきったが権田は「最初にお伝えしたいのは、メディアの方や見ている方は当然勝つ確率を上げるための内容だったりは、もちろん追及してもらった方がいいですし、その方が日本のサッカーのレベルが上がると思います」としつつ「僕らは最終予選をとにかく突破することに何よりも目フォーカスしてやっているところ。内容は二の次という言い方かはわかりませんが、昨日はしっかりゼロに抑えられ、枠内シュートもゼロでしたし、ゴールもPKと流れからしっかり奪えたので、結果の部分は満足できるのかなと思います」と一定の手ごたえを感じているようだ。

 中国をともにシャットアウトしたCBの谷口彰悟(川崎フロンターレ)、板倉滉(シャルケ)に関しては「見ていて違和感はなかったと思います」「常にいい準備をしていたのを見ていましたし、今回試合前に2人がそろったのは2日間だけですけど、その中でもコーチ陣含め、声をうまく掛け合いながらできたのかなと思います」と称賛した。

 さらに、中国戦へ向けてのチームの雰囲気についても触れた権田。「当然吉田選手、冨安選手は重要な2人ですけど、いないことに対して誰一人ネガティブな感覚を持っていなかったことが、このチームの強さだと思います」とコメントし、「全員がそう思ってやっていることが今のチームの強さだと思います。特に吉田選手はキャプテンですし、このチームをずっと支えてきたCBなので、動揺してもおかしくない。ケガ人も何人かいて、前回からメンバーも変わった状況ですが、チームが勝つために試合に出る、出ない選手含め、全員が仕事を全うしたことがこのチームの強さだと思います」と主将としてチームを引っ張ってきた吉田の不在に揺るがなかったチームを誇った。

 また、権田は遠藤航(シュトゥットガルト)交代で途中からキャプテンマークを巻きプレー。それについて問われた同選手は次のように語り、キャプテンマークの重みについて語った。

「つけた瞬間は、ユニフォームが黄色でキャプテンマークも黄色で『これ、よくわからないな』って思ったのが一番の印象です。ただ僕のところにはキャプテンマークを守田が持ってきてくれたんですけど、『モリつければいいじゃん』って言ったら、『いやいや、これはそんな簡単につけられるものではないです』と彼が言っていて。やはり僕自身も今シーズン、(清水)エスパルスでキャプテンを任されて、キャプテンの重みというのは、チームの選手の中での責任者なので、そこの部分は自分自身、キャプテンマークを代表で巻けたことはすごく誇りに思います」

「ただ、航が今回キャプテンをやっていますが、彼の普段のふるまいや年上、年下の選手、誰に対しても発信する能力は昔から『こういう選手がリーダーシップがあるんだろうな』と、尊敬してみているところがあるので。僕自身そういうところがまだ足りないと吉田選手や遠藤選手を見ていて感じるので、キャプテンをやりたいわけではないですけれど、自分もエスパルスで今季キャプテンを任されるので、そういうところは彼らから学んでいきたいなと思うところはあります。改めて自分が巻いたときに航の方が、キャプテンっぽいなとは正直、思いました」

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