FOLLOW US

欧州最高峰の舞台に立った経験を糧に…酒井宏樹は「自分ができることをできる限りやるだけ」

酒井宏樹がオンラインでのメディア対応に応じた

 日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ/フランス)が、オンラインでの取材に臨んだ。

 日本代表は13日にパナマ代表、17日にメキシコ代表と対戦するが、酒井は今回2試合のテーマが「特にない」と語る。「パナマ、メキシコという、戦った経験の少ない相手とやれることがただただ喜びです。そういう相手にどういうプレー、結果をもたらせられるかが、個人としての興味なので、それ以外は特にないですね」と、純粋にプレーを楽しむことに重きを置いている。今回のメンバーでは上から4〜5番目の年長者となったことについても気負わず、「これまで通り、自分ができることをできる限りやるだけ。それしかないです。まとめてくれる人たちいっぱいがいるので、その人たちにまとめてもらえればと思います」と語り、まずは自らのプレーに集中する姿勢を示した。

 森保一監督については、「どの監督とやっても、そこまで細かいことは言われません。チームとしての役割を与えてもらった上で、ピッチで判断するのは選手だと思います。信頼してもらっていることと、僕が信頼している。信頼関係が一番だと思っているので、そこができていれば、まったく問題ないと思います」と信頼を口にした酒井。「代表定着へのアピールやチームとしてやるべきことのギャップなどから、選手間での意識がズレやすい状況でもあると思う」と問われると、次のように自らの考えを明かした。

「おっしゃるように、そこは難しいところです。でも、いろいろトライして勝つ、結果を残すことでチームとしてのモチベーションや自信が深まります。個人としては、アピール合戦があっていいと思うし、多少のばらつきがあってもいいと思います。締まるときは勝手に締まるので。そこまでに自信や、チームとしてのモチベーションが上がれば、(結果までの過程は)どういう形でもいいと思っています」

 酒井は10月21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節のオリンピアコス戦に先発出場し、日本人選手として20人目(チャンピオンズカップ時代を含む)のCLデビューを飾った。欧州9シーズン目にして最高峰の舞台を初体験した酒井は、「一つレベルが違う大会だと思いました。普段やっている選手たちのちょっとした精神的な不安、緊張を多く感じました。どのチームと戦っても、戦術の部分でチームとしてすごく熟成されていると思います。初戦のオリンピアコスも名のある選手や勢いのある選手はそこまでいないかもしれないが、リーグ優勝して自信を持ってチームとして戦ってくるので、簡単にこじ開けられない。個人としてのレベルの高さもあるが、チームとしてレベルが高いと感じる」と感想を語った。CLで3連敗スタートとなったことについては、「現時点で活躍はできていませんし、見てくれた人たちがすごいなと思える結果は残せていない」と悔しさを口にしたものの、「ただ、個人的には出たことで初めてわかるレベルの高さ、雰囲気や足りないものへの課題の取り組み方への第一歩になる。それは出ないとわからないですし、そこを得られたことは、また大きな一歩だと思います」と前向きに捉えた。

 酒井はキャリアに対する価値観についても問われ、「ドイツにいた頃は『4大リーグ、強いリーグでやりたい』と思っていましたのでドイツにいました。でも残留争いをしたことで、『自信を持っているチーム、チームとして歴史があるチームに行きたい』と思い、マルセイユに移籍しました。特に、もともとの人生設計ではなく、行ったところのチームでプレーして、そこで発見をして、次のチームで挑戦したい、という感じですかね。(それがいい方向に回っている?)そうですね。でも、自分が決断した道なので、常にいい方向に進んでいるとしか思わないですし、それを他の人が見て『いい方向に向かっている』と思ってもらえるようにプレーするだけです」と考え方を説明。そうして辿り着いたフランス屈指の名門マルセイユでプレーするやりがいや魅力を次のように語っている。

「やりがいは良ければ神様のように崇められ、悪ければ罪を犯した人のように叩かれること。1試合1試合で評価が全く変わるので、それによって危機感を持てるし、『自分の立場を守らないと』という強いパワーになります」

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO