トークイベントに登壇した北澤氏、城氏、中澤氏(左から)
朝日新聞社によるスポーツイベント「TOKYOユニコレ2019 ニッポン応援宣言」が9日に六本木ヒルズで開催。スポーツ界やエンタメ界からのゲストが集結した。
約2時間にわたって行われたイベントには北澤豪氏、城彰二氏、中澤佑二氏の元日本代表3名が登場。発表されたばかりの日本代表の新ユニフォームを着用し、ユニフォームの思い出などを語った。
まず、新ユニフォームの印象について。城氏はスペイン人の友人から早速問い合わせがあったということで「100着くらい注文したんですよ」と、海外で評判が高いと実感している様子。一方の中澤氏は冷静に「とにかく、攻めましたね。賛否があるかもしれませんが、日本代表は成長していっていますから、ユニフォームも選手とともに成長していくことが大事なので、その一歩だと思って見ていただければ。見慣れると思います」とコメント。
日本代表の歴史に名を刻んだ3名。北澤氏はフランス・ワールドカップの予選で着用していた背番号13のユニフォームを持参。「誇りを感じます。子どもの頃から着たいと思って頑張ってきて、責任を感じて、日本代表って何だろうとだんだんわかってきて。ピッチに立ちたくても立てない人たちの想いも背負いましたから」と回顧する。
城氏は真逆のなようで、「僕、ユニフォームに興味がなくて」と笑わせ、「ロベルト・カルロスとユニフォームを交換したんですけど、ロッカールームに置いてきちゃったんです(笑)。どんどんあげちゃったりしますし。今思えば、取っておけばよかったなと」と、まさかのエピソードを明かしている。
現在の日本サッカーの状況について、中澤氏は「Jリーグ自体が世界に比べてレベルが低いわけではありません。能力がある選手はたくさんいるので、自信を持って戦ってくれれば。やってやる、という思い切った気持ちでやってくれれば、Jリーグのプレーヤーも戦えると思っています」と、国内の選手たちに発破をかけた。
2020年に自国開催のオリンピックを控えるが、城氏は「自国開催は大きな力になると思います。選手はプレッシャーを感じることもあると思いますが、結果は求めないといけません。いい選手がたくさんいますし、僕たちの時代より技術ははるかに優れていますし、レベルは高い。ベスト4、決勝まで行ける可能性は高いと思っています」と、大きな期待を寄せている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト