2019.07.31

森保監督がコパ・アメリカを総括! 久保&中島の配置の意図、上田への評価にも言及「良い結果を出した選手が残っていく」

[写真]=田中信也(GRACABI)
サッカー総合情報サイト

 7月22日、スカパー!で毎月無料放送されているサッカー番組「月刊 JFATV」の収録が都内のJFAハウスにて行われ、日本代表の森保一監督と元日本代表・岩政大樹氏が対談。コパ・アメリカ2019での戦いを振り返り、久保建英、中島翔哉の配置の意図や、上田綺世への評価などについて言及。またこのほかにも、「選手からは『いつ3バックをやるのかと思ってました』と言われた」という裏話や、「ミスマッチを修正しつつミスマッチを突いて勝つ」といったキーワードも飛び出し、森保監督の考えがしっかりと見えるインタビューとなった。

 ブラジルで開催されたコパアメリカでは、日本は招集可能なメンバーが限られたため来年の東京五輪を見据えたメンバー中心の上、ほぼぶっつけ本番の状態で、本気の南米に挑んだ。初戦のチリ戦では0-4と敗れたものの、第2戦では強豪・ウルグアイを相手に2-2で引き分け。勝てばベスト8という状況で迎えた第3戦のエクアドル戦では、惜しくも1-1の引き分けに終わり、あと一歩のところで決勝トーナメント進出に届かなかった。

 初戦のチリ戦のスタメンについて、クラブでは前線の前田大然を右サイドに置き、逆にクラブでは右サイドの久保を前線で使ったことについて岩政氏から意図を問われた森保監督は、「チリはサイドからの攻撃が強み。前田をサイドに置いて、スピードを生かして守備も攻撃もという考えだった。久保には、中央で起点を作ってほしかった」と、その狙いを説明。

 また、日本の左サイドがチリの攻撃で何度も脅かされたことについては、「チリがそこを突いてくる可能性は分析していた。ただ、中島が守備に追われすぎると攻撃に影響が出ると思い、そこは勇気を持って彼には攻撃的なポジションをとらせて、守備はボランチとDFラインでの対処を考えていた。ただ、それでは(結果的に)足りなかった」と語った。

 そして、「試合結果は0-4だったけど、一人一人の戦う意識は、全然悪くなかった。準備期間、即席チームなのに、組織になっていた。ただ、点が線にならなかった。勝てなかったことは監督の責任」とチリ戦についてまとめた。

 また、岩政氏が第2戦のウルグアイ戦では、プレスに行くタイミングが意思統一されたように見えたと語ると、森保監督は「おっしゃる通りです。これは、僕いらないですね(笑)」と冗談をまじえつつ、「チリ戦では選手間のスペースが広がってやられたので、ウルグアイ戦ではコンパクトにというところが変わったところ。川島、岡崎、柴崎の経験のある選手がうまくコントロールしてくれた」とベテランたちの貢献を評価した。

 また、初戦では何度かの決定機を決めきれなかった現役大学生FW上田を第2戦では先発から外したことについては、「チリ戦であれだけチャンスを作ったことは評価に値する。なので、この試合で“反省を生かして点を取る”という流れにつなげてあげたいという気持ちはあったが…」とコメン。上田に対して、森保監督は一定の評価を与えていることを明らかにしている。

 さらに、第3戦のスタメンの選考は、世界を驚かせたウルグアイ戦のメンバーが中心となったことについても、「結果を残したものが残っていけるというメッセージ性もあるか?」という岩政氏の質問に対して、「できれば全員に世界のトップの戦いを感じてもらいたかった。しかし、競争の世界なので、指導者として言っていいのか分からないが、良かった選手が残っていくということを、選手たちに分かってほしいという考えはある」、とメッセージを投げかけ、そして「“勝てたかもしれない”と“実際に勝った”という間には、大きな差がある。乗り越えるにはこれまで以上の努力が必要と話した」と、選手達への更なる奮起を求めていることを明かした。

 なお、このインタビューの模様が放送された「月刊 JFATV 7月号」は現在スカパー!で無料放送しており、スカパー!オンデマンドやJFA公式YouTubeチャンネルでも無料で視聴できる。

詳しくはこちら:https://soccer.skyperfectv.co.jp/relatedprograms/detail/gekkann_jfatv_201907

文=是澤励(GRACABI)
写真=田中信也(GRACABI)

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