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セルジオ越後氏、チリ戦大敗に「実力差わかっていたが…」「本気の大会はチームが変わると知ってほしい」

2019.06.18

チリ代表を相手に完敗を喫した日本代表 [写真]=Getty Images

 コパ・アメリカ グループステージ第1節が18日に行われ、グループCの日本代表とチリ代表が対戦。日本は0-4で敗れ、黒星スタートとなった。

 試合後、サッカー解説者のセルジオ越後氏に話を聞き、試合を振り返ってもらった。

「実力差があることはわかっていたし、メンバーを見れば予想はできたが、それでもスコアは大差がついてしまった。チャンスがあったことは慰めになるかもしれないが、日本の課題とずっと言われている、点が取れないということは変わらない。これは決定力不足ではなく、実力不足。相手はしっかりと決めてきているのだから、そういうことだよ」

「久保建英については大会前からメディアが騒ぎすぎだ。『レアル・マドリード移籍はすごい』ではなく、世界に出たらまだこれくらいの立ち位置なんだから、そこは認識しないといけない」

「見ている人たち、メディアにもわかってほしいことは、キリンチャレンジカップのような親善試合と、コパ・アメリカのような公式戦、本気の大会では、選手が一緒でもまったく別のチームになるということだ。今日の試合でもチリは2-0でリードしたらペースを落とし、押し込まれて危ない場面を作られるようになったらギアを上げ、フレッシュな選手を入れたら、そこを積極的に使うというチームとしての意識、考え方がしみこまれているということ。これがサッカーの試合の戦い方だよ」

「準備の部分はこうやって結果に見える。キリンチャレンジカップで選手たちをプレーさせていれば、少しは違ったかもしれない。今日デビューという選手がたくさんいては、厳しくなることは目に見えている。カタールは初戦引き分けているが、アジアカップで優勝したチームを連れて来ている。日本とは完成度が違うのだから、それは当然だよ」

「次のウルグアイ戦(日本時間21日)は少なくとも勝ち点1がほしいが、中2日で日程もキツイね。相手は連勝してグループ突破を確定させたいだろうし、勝ちにくる。しかも首位通過を考えると大量得点を狙ってくる。日本はこの大会で失うものがないんだから、チーム、個人として、もっとアピールをするプレーを見せてほしいね」

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