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吉田麻也は「監督と話し合って」代表招集外に…コパ・アメリカは「もどかしい思いをしている」

2019.05.24

吉田麻也が自身の現状と日本代表への思いを語った

 サウサンプトンに所属するDF吉田麻也が23日、都内で開催されたミズノのイベントに登場し、自身の現状と日本代表への思いを語った。

 肺炎を患ったシーズン終盤は、プレミアリーグのラスト3試合を欠場。体重が6㎏減り、日常生活にも支障をきたすなどコンディション調整に苦しんだ。帰国後には地元の長崎でトレーニングを行うまでに回復したが、同日に発表された日本代表メンバーから外れることとなった。

「日常生活に問題はないけど、トップパフォーマンスを出すにはまだ時間がかかるので、(日本代表の森保一)監督と話し合って、今はリスクをとるべきではないと判断を下してもらった」

 それでも、今を“我慢する時”と考え来シーズン、そして、9月から始まる2022年カタールW杯アジア予選に照準を合わせていた。

「大切なのは良い状態でプレシーズンを迎えて、開幕から試合に出られるようにする。やっぱり、サウサンプトンで試合に出ていないと代表の力になれない。これから(アジア)予選が始まると移動も多くなるので」

 さらに、吉田は6月に開幕するコパ・アメリカについても言及。招待国として出場する日本代表のメンバーは24日に発表される。しかし、日本が招待国であるため、日本サッカー協会(JFA)には選手の招集権がない状況だ。すでに所属クラブが招集を拒否した選手も出たため、メンバー構成には様々な憶測が飛び交っている。そうした状況について吉田は「色々な難しい状況、難しい環境がコパ・アメリカを取り巻く中であると思うけど、選手ももどかしい思いをしているし、協会もJリーグももどかしい思いをしていると思う」と語った。

 準優勝に終わったアジアカップ終了後、吉田もコパ・アメリカ出場を希望していた。上述の通りコンディションが整わず出場は叶わなかったが、チーム力の底上げを強く望んでいる。

「1人でも多くの選手がA代表に絡んで、今出ている選手のポジションを奪う状況を作るような環境作りが大事だと思います。そうすることでチームが活性化するし、僕自身もまた選ばれるように頑張っていかないといけない。その繰り返しがワールドカップに向けて代表チームを強くすると思います」

 コパ・アメリカに出場する日本代表は24日に発表。大会は6月15日に開幕し、日本はグループステージ初戦で2連覇中のチリ代表と対戦する。

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