2019.05.22

“スター候補”たちの市場価値は? ポジション別のランキングを作ってみた!

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 5月23日に開幕するFIFA U-20 ワールドカップポーランド2019。「若手の登竜門」とも言われるこの大会には、次代のスター選手たちが集結する。今回は参加24カ国の選手の市場価値を調べて、ポジション別のランキングを作成してみた。

 参考にしたのは、移籍情報サイト『Transfermarkt』が発表している推定市場価格。GK、DF、MF、FWの4ポジションにおけるトップ5を、以下紹介する。

※カッコ内は(代表チーム/所属クラブ)
写真=ゲッティイメージズ

▼GK


1位 アルバン・ラフォン(フランス/フィオレンティーナ) 1700万ユーロ
2位 アンドリー・ルニン(ウクライナ/レガネス) 500万ユーロ
3位 ディオゴ・コスタ(ポルトガル/ポルト) 300万ユーロ
4位 ラドスワフ・マイェツキ(ポーランド/レギア・ワルシャワ) 250万ユーロ
5位 アレッサンドロ・プリッツァーリ(イタリア/ミラン) 100万ユーロ

 経験がモノを言うポジションだけに、20歳以下のGKの市場価値はそれほど高くない。そんな中で、唯一1000万ユーロ以上の値をつけたのが、フランスのアルバン・ラフォン。イタリアの名門フィオンレティーナで正守護神を務める20歳は、同胞の先輩アルフォンス・アレオラ(1750万ユーロ/約21.5億)やポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(1800万ユーロ/約22億円)といった実力者たちと変わらない評価を受けている。

 残り4選手の評価額は500万ユーロ以下となったが、いずれも将来性豊かなタレントばかり。アンドリー・ルニンは18歳でウクライナA代表デビューを果たし、昨夏にレアル・マドリードに引き抜かれたという実績を持つ(今季はレガネスにレンタル)。ディオゴ・コスタは、ポルトで正GKを務めるイケル・カシージャスから“後継者”に指名された有望株だ。そして“GK大国”のポーランドとイタリアで守護神を務めるラドスワフ・マイェツキとアレッサンドロ・プリッツァーリも、世代屈指との評価を受ける選手たちだ。

▼DF


1位 ダン・アクセル・ザガドゥ(フランス/ドルトムント) 3000万ユーロ
2位 エヴァン・ヌディカ(フランス/フランクフルト) 2200万ユーロ
3位 ブバカル・カマラ(フランス/マルセイユ) 1500万ユーロ
3位 ディオゴ・ダロト(ポルトガル/マンチェスター・U) 1500万ユーロ
5位 ディオゴ・レイテ(ポルトガル/ポルト) 500万ユーロ
5位 ルベン・バイナグル(ポルトガル/ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ) 500万ユーロ

 DF部門はなんと、フランス勢とポルトガル勢が上位を独占した。ダン・アクセル・ザガドゥの3000万ユーロ(約37億円)という評価額は、今大会に参加する全504選手のなかでもトップ。さらに、エヴァン・ヌディカも全体2位タイとなる2200万ユーロ(約27億円)と試算されている。彼らにGKラフォンを加えた3選手だけで市場価値は6900万ユーロ(約85億円)と、フランスの守備陣は高額プレーヤーが目白押しだ。

 一方、ポルトガルでは、プレミアリーグを舞台に成長を続けるディオゴ・ダロトルベン・バイナグルの両サイドバックが高い評価を受けている。特にダロトは、ポルトに在籍していた昨年2月時点の評価額が175万ユーロ(約2億円)と、この1年あまりで9倍近い伸びを記録。今大会の活躍次第では、さらに市場価値を高めることになるかもしれない。

▼MF


1位 ジェドソン・フェルナンデス(ポルトガル/ベンフィカ) 2200万ユーロ
2位 フロレンティーノ・ルイス(ポルガル/ベンフィカ) 1000万ユーロ
3位 イ・カンイン(韓国/バレンシア) 750万ユーロ
4位 ミカエル・キュイザンス(フランス/ボルシアMG) 650万ユーロ
5位 ヤシン・アドリ(フランス/ボルドー) 550万ユーロ
5位 エンツォ・ロイオディチェ(フランス/ディジョン) 550万ユーロ

 MF部門は、今夏の移籍市場で注目銘柄に挙がるポルトガルの2選手がトップ2を独占。A代表デビュー済みのジェドソン・フェルナンデスにはトッテナムやリヴァプールが、「新たなポール・ポグバ」と呼ばれるフロレンティーノ・ルイスにはレアル・マドリードやマンチェスター・Cが動向を注視しているとされる。いずれも今大会屈指の注目株であり、各ビッグクラブのスカウトたちも彼らのプレーからは目を離さないだろう。

 ただし、最も目を引くのは、3位に入ったイ・カンインかもしれない。「韓国の神童」と呼ばれる同選手は、今回の調査でアジア人選手として唯一のトップ5入りを果たした。10歳で韓国からスペインに渡り、バレンシアの下部組織に入団。昨年10月にトップチームデビューを果たし、17歳と253日という外国人としてのクラブ最年少出場記録を樹立した。『transfermarkt』による市場価値は750万ユーロ(約9億円)だが、クラブが設定した違約金は8000万ユーロ(約99億円)。かなり大きな違いだが、今回の“世界デビュー”を機にその差が一気に埋まる可能性もある。

▼FW


1位 ディエゴ・ライネス(メキシコ/ベティス) 1400万ユーロ
2位 ラファエル・レオン(ポルトガル/リール) 1200万ユーロ
2位 ムサ・ディアビ(フランス/パリ・サンジェルマン) 1200万ユーロ
4位 エセキエル・バルコ(アルゼンチン/アトランタ・ユナイテッド) 800万ユーロ
4位 フランシスコ・トリンカン(ポルトガル/ブラガ) 800万ユーロ
4位 ジョタ(ポルトガル/ベンフィカ) 800万ユーロ

 今回、各ポジションの最高評価額を比較したところ、最も低かったのがFWだった。やや意外な結果だが、だからといってタレント不足という訳ではない。1400万ユーロ(約17億円)で1位に輝いたディエゴ・ライネスは「メキシカン・メッシ」と呼ばれる逸材。さらに、2位のラファエル・レオンは「ポルトガル版ムバッペ」の異名をとり、同じく1200万ユーロ(約15億円)の評価額をつけるムサ・ディアビもスター軍団のパリ・サンジェルマンで今季公式戦4ゴール7アシストという結果を残した。

 800万ユーロ(約10億円)の評価額で並んだアルエンチンのエセキエル・バルコ、そして、ポルトガルのフランシスコ・トリンカンとジョタも実績十分の選手たちだ。バルコは昨年1月に推定1500万ドル(約16.5億円)というMLSの歴代最高額の移籍金でアトランタ・ユナイテッドに加入。ストライカーというよりもウイングや攻撃的MFを主戦場とする選手だが、非凡な得点感覚を備えている。一方、フランシスコ・トリンカンとジョタは、ポルトガルが優勝した昨年のU-19欧州選手権で共に5ゴールを挙げ、2人揃って大会得点王に輝いた。“欧州王者”の看板を背負って臨むU-20ワールドカップでも、得点王の有力候補となる。

※エセキエル・バルコは今大会MFの選手として登録されているが、『Transfermarkt』ではFW登録となっている。

(記事/Footmedia)

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