2019.03.25

【スカサカ!ライブ】コロンビア戦で見えた課題を岩政氏、播戸氏、加地氏が徹底分析

サッカー総合情報サイト

 3月22日(金)放送の#96では、放送直前に行われたキリンチャレンジカップ、日本対コロンビア戦について、番組MCの岩政大樹氏がスタジオゲストの播戸竜二氏、加地亮氏と討論した。

 この試合では、ケガでアジアカップを欠場した中島翔哉が左サイドMFとして先発出場。岩政氏が「彼(中島)を経由しての攻撃が多かったのでは?」と問いかけると、加地氏は中島のプレーをこのように評価した。

「(相手が)2人ぐらい来てもはがせるというか、起点になれるし、なかなか(ボールを)奪われないので、そこを起点にして逆サイドに持って行き、堂安(律)選手がもらい、室屋(成)選手がオーバーラップしてカットインからシュートなど、サイドを起点にしながら、サイドからサイドに展開してさらに中央へ、という攻撃は非常にスムーズでした」

 中島は今年2月、ポルトガルのポルティモネンセからカタールのアルドゥハイルに移籍した。欧州から離れたことでレベルの停滞が懸念されていたが、播戸氏は中島のプレーをこのように評価している。

「本人のキレは全然変わらなかったですし、ボールを受けて1人外してパスを出すなどのプレーが良かった。チームというより、彼自身のコンディションが良さそうなので、今後も日本代表の武器になっていきそうな気がしました」

 岩政氏は中島のカタール移籍について、日本代表に還元できるものが多いのではないかと推察した。

「(欧州の)トップリーグに移籍するとポジション争いが最優先になり、チームの中心にはなれない。カタールなら助っ人として呼ばれて、チームの中心としてサッカーをするので、日本代表で中心を担うのであれば、プラスに作用することも多い気がしました」

 試合は前半こそ0-0だったが、64分にPKを献上してラダメル・ファルカオに決められ、これが決勝点に。0-1で日本が敗れた。加地氏はこの展開について「またか……」と感じたという。2018年ロシア・ワールドカップのラウンド16ベルギー戦でも、試合を優勢に進めながら終盤に追いつかれ、逆転負けを喫した。「いい流れをつかみながら、結局はセットプレーやPKで負けちゃう。何でしょうか、この現象は」と問題提起をすると、岩政氏は彼自身の見解をこのように語った。

「僕は攻撃のところで、ビルドアップが始まった時のディフェンスサードとアタッキングサードの“画”がそろわないのが一番気になっています。ビルドアップを始めた時、相手は4-4-2気味になって2トップがセンターバック2人にプレスに来ていた。それに対してどう対処するのかが1試合を通して見えず、結局GKに戻してロングボールばかりだった。少なくとも前半途中には(相手の守備のやり方が)分かっていたわけで、それに対してどうするのかが何も見えないままスタートしていました。また、中盤の選手はうまいので、コロンビアのプレスが来ない時はゴール前まで運べるんですけど、その先は中島がピンポイントクロスをファーの選手に合わせるとか、出し手と受け手の関係だけだったんですよ。そこに3人目が入って来て“画”が見えたのは、森保ジャパンの最初の半年ぐらい。大迫(勇也)がいる時だと、中島が出した瞬間に大迫ともう1人、2人が絡み、同じ“画”で崩しにいく場面が見えた。今日は出し手と受け手、2人しかいないのがずっと気になっていました」

 また、今大会では大迫が招集外となり、この試合では鈴木武蔵が1トップで代表デビューを飾った。鈴木と周囲との連係について、播戸氏はこのように苦言を呈した。

「今日は大迫選手じゃなく武蔵だから、彼のやりやすいように、特徴が生きるように、2列目の3人、ボランチ、ディフェンスも含めてやろう、みたいなのがチームとしてないと。何もない中でパッと入って『どうすればいいの? 大迫の代わり?』みたいになると本来のプレーができなくなるので、監督も含めてチームが『こうなんだ』というのを提示せな、アカンと思う。何回か(鈴木が)裏に抜けるシーンがあったけど、裏に抜けたら2列目は絶対にパスを出そうとか決めておかないといけない。いつもの流れでやっていたら、パスが出ないから『じゃあポストプレーをしよう』となるだろうし、ポストプレーで武蔵が生きるかといったらたぶん生きないから、彼を生かすプレーをチームとしてやらへんと、なかなか点は取れないと思う」

 鈴木は後半途中に香川真司と交代してピッチを退いたが、播戸氏は鈴木の起用法についても、このように持論を述べた。

「初出場だったので、この試合は90分間をメドにチャンスをあげてもよかったかなと。途中交代だと『今日は何もできんかった』とモヤモヤするし、90分間やらせた上で『あかんかったな』のほうが、次に切り替えられると思う」

 この試合での収穫に話が及ぶと、播戸氏はこのように語った。

「なかなかうまくいかへんと分かったのがプラス材料。チームはすぐにはできあがらない。それが分かったのがよかったかな」

 毎週金曜日21時から放送されている『スカサカ!ライブ』。次回は3月29日(金)の21時スタートの予定で、キリンチャレンジカップの総括やJ1第5節横浜F・マリノス対サガン鳥栖のレビュー、セリエA第29節インテルvsラツィオのプレビューなどをお届けする。

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